アイコン 東京湾マリコンの東亜建設工業/3月決算 大増益 受注状況

 

同 社は当期の国内建設市場について、公共投資は復興需要と大型補正予算の執行により堅調に推移し、民間投資は企業収益の高まりから持ち直した。一方、資機材 価格の高騰や労働者不足による労務費の上昇は高止まりの状況が続いており、依然として企業経営は予断を許さない状況が続いている。また、インフラの品質確 保とその担い手の確保を目的とした公共工事品質確保促進法、公共工事入札契約適正化法、建設業法の3法の改正は、建設産業が抱える課題の解決に向けた明る い材料の一つとなったとしている。

1、国内土木事業については、海上土木分野をコア事業とし、被災地の復興並びに社会資本の整備に注力している。当期の売上高は899億81百万円(前期比▲3.9%減)、営業利益は90億88百万円(前期比32.3%増)となった。

2、国内建築事業は、特命案件・設計施工案件の受注拡大と工事原価の厳正なチェックにより利益確保を図っている。当期の売上高は547億54百万円(前連結会計年度比14.8%増)、不採算工事の減少により営業利益は7億37百万円(前期は営業損失▲14億03百万円)となった。
 
3、海外事業は、東南アジアを拠点とし、海上土木工事と火力発電所等プラント工事に注力している。当期の売上高は407億04百万円(前連結会計年度比4.1%増)、一部工事の採算悪化により営業損失は▲16億53百万円(前期は営業損失▲11億58百万円)となった。
以上、
同社は、20東京五輪のマリン競技工事の最有力候補でもある。

 

2015年3月期の受注状況(前年同期比較) ・単体
 
2014/3期  
2015/3期  
 
 
 
受注/百万円
受注/百万円
増減率
土木
官庁工事
74,069
80,285
8.4%
民間工事
15,305
24,981
63.2%
合計
89,374
105,266
17.8%
建築
官庁工事
4,362
6,026
38.1%
民間工事
50,559
45,034
-10.9%
合計
54,921
51,060
-7.0%
官/民
官庁工事計
78,431
86,311
10.0%
民間工事計
65,864
70,015
6.3%
国内受注計
144,295
156,326
8.3%
海外土木
14,081
76,502
443.3%
海外建築
16,931
2,562
-84.9%
海外受注計
31,012
79,064
154.9%
開発事業
1,615
2,344
45.1%
その他
0
0
 
受注総合計
176,922
237,734
34.4%
2014年期と2015年期期末の受注繰越高(受注残高)
 
 
前期受注残
当期受注残
増減率
土木
官庁工事
50,304
65,052
29.3%
民間工事
12,136
14,526
19.7%
合計
62,440
79,578
27.4%
建築
官庁工事
5,569
6,667
19.7%
民間工事
43,273
38,392
-11.3%
合計
48,842
45,059
-7.7%
官/民
官庁工事計
55,873
71,719
28.4%
民間工事計
55,409
52,918
-4.5%
国内受注残計
111,282
124,637
12.0%
海外土木
34,781
73,709
111.9%
海外建築
16,340
15,818
-3.2%
海外受注残計
51,121
89,527
75.1%
開発事業
1,035
1,301
 
その他
0
0
0.0%
受注残高合計
163,438
215,465
31.8%
 

 

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期
136,007
1,433
1,013
678
13年3月期
160,984
2,451
2,218
209
14年3月期
192,607
2,201
1,810
819
15年3月期
198,884
5,696
5,308
2,080
 15期/14期比
3.3%
158.8%
193.3%
154.0%
16年3月期予想
200,000
5,000
4,600
2,200
16期予/15期比
0.6%
-12.2%
-13.3%
5.8%
 
[ 2015年5月16日 ]
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