アイコン 輸入鋼材の小野建(北九州)/3月決算 増収減益 高値在庫分

建設向け輸入鋼材販売の同社は当期について、従来からの基本戦略である「販売エリアの拡大」と「販売シェアの向上」の一環として、5月に沖縄県沖縄市に小野建沖縄中部センター、7月に群馬県高崎市に小野建高崎センターを新設し、さらに1月に大阪府堺市に堺スチールセンターの増設、2月に兵庫営業所の新倉庫が完成し営業を開始した。
業績は、鋼材販売数量の増加ならびに完成工事高が増加した結果、当期売上高は、過去最高となる1,904億14百万円(前年同期比6.6%増)となった。損益面は在庫単価が高止まりしている中、販売価格への転嫁が難航し、在庫販売における利益率が低下したことにより、営業利益41億33百万円(前年同期比▲13.5%減)、経常利益43億24百万円(前年同期比▲13.2%減)となった。 
当期純利益は賃貸資産の売却等があったが29億73百万円(前年同期比▲20.9%減)となったとしている。
以上、日本の鋼材が高値で推移していることから、超円安になっても同社の輸入鋼材のニーズは高くなっている。

 
売上高
営業利益
セグメント
/百万円
前期比
/百万円
前期比
九州・四国エリア
98,929
1.5%
2,942
7.0%
関西・中京エリア
49,332
18.2%
456
-45.9%
関東・東北エリア
42,352
6.8%
744
-40.5%
その他・調整
-199
 
-9
 
合計
190,414
6.6%
4,133
-13.5%
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期
147,942
2,497
2,646
1,510
13年3月期
149,998
3,157
3,359
3,254
14年3月期
178,653
4,778
4,982
3,760
15年3月期
190,414
4,133
4,324
2,973
 15期/14期比
6.6%
-13.5%
-13.2%
-20.9%
16年3月期予想
200,752
4,376
4,509
3,111
16期予/15期比
5.4%
5.9%
4.3%
4.6%

 

[ 2015年5月18日 ]
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