救急車サイレン鳴らさず自動車事故 患者死亡 因果関係不明
20日未明、長崎県波佐見町で心肺停止状態の急病患者を運んでいた救急車が軽自動車と接触事故を起こし、患者は搬送先の病院で死亡が確認された。
管轄する佐世保市消防局は、事故と患者の死亡との因果関係については調査中だとしたうえで、「再発防止に向けて指導を徹底したい」と話しているという。
佐世保市役所で会見した市の消防局によると、20日午前1時半すぎ、波佐見町宿郷の県道と町道の交差点で、急病のため心肺停止状態になった80歳の男性を町内にある自宅から病院に搬送していた救急車が軽自動車と接触した。
事故の15分後、別の救急車が現場に駆けつけ、男性患者は当初の予定通り隣の町の病院に搬送されたが、約30分後に死亡が確認されたという。
また、救急車に付き添いで乗っていた患者の妻が腰を打つ軽いけがをした。
現場は信号のない交差点で、救急車はサイレンを鳴らさずに走っていたということで、警察が事故の詳しい原因を調べている。
佐世保市消防局の田サキ東局長は「事故防止についての指導が徹底できていなかった。職員に対して事故防止と再発防止に向けて指導を徹底したい」と話しているという。
以上、
救急隊員は深夜なのでサイレンを鳴らさなかった可能性がある。自動車を運転する者として、時間に関係なく、救急搬送中はサイレンを鳴らしてもらいたいものだ。
[ 2015年5月21日 ]
コメントをどうぞ