アイコン 29日韓国MERS感染者9人に増加 家庭隔離では増加必然

濃厚接触者の隔離対象者数は120人になった。ただ、隔離対象者は、当局の命令により外出禁止の自宅隔離措置者がほとんどとなっている。感染者=発症者・MERSコロナウイルスの最長潜伏期間15日間。

韓国保健福祉部は29日、新たに2人の中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)コロナウイルス感染者を確認したと発表した。韓国での感染者は9人に増加した。
感染が確認されたのは、韓国で最初の感染者の治療にあたった30代の女性医療スタッフと、この患者と同じ病棟にいた50代の入院患者。
ともに最初の患者から感染した2次感染者で、現在のところ3次感染者は確認されていない。

一方、保健福祉部は感染が疑われていたにもかかわらず中国に渡航した40代の男性と密接に接触した42人を隔離し、経過を観察している。

男性の家族をはじめ同僚、旅客機の乗務員や周囲にいた乗客などで、疑わしい症状が出たら検査を実施する予定。保健当局の隔離対象者は計120人に増えている。
 保健福祉部は併せて、28日に感染が確認された70代男性の容体が悪化し、気管挿管などの治療を受けていると伝えた。
以上、

濃厚接触者が家庭隔離の挙句、医師による渡航禁止を無視して中国へ仕事で出張、中国も韓国も大騒ぎ、早かったため、中国側は空港でカクホ、病院に隔離した。

それもこれも、家庭隔離に起因している。濃厚接触者については、感染病対応の病院に隔離すべきだ。潜伏期間15日間隔離すれば済むことだ。このままでは、内国経済の頼みの海外観光客さえ大減してしまうことになる。
  
隔離対象者のほとんどが自宅軟禁の隔離者となっており、家族間の感染、自宅の家族との近隣接触者に感染が拡散する可能性が否定できない。
  これまで、中東の症例では、ほとんど二次感染者はいなかったが、韓国では1人の中東帰国者から、8人が二次感染している。感染者の体液やツバなどでしかなど二次感染しないとのWHOの報告から、対応を甘く見たのだろうか。

その後の調べで、1番最初の感染者である中東からの帰国者(男性、68歳)は、風邪と診断されたものの症状が悪化、ほかのいくつかの病院をたらい回しにされ、その間、濃厚接触者数が拡大、医師など医療関係者・入院患者・家族に二次・三次感染してしまった。

韓国では、最初の感染発症者が中東帰りと申告すれば、病名不明でも念のため、感染症対応病院に即隔離するという防疫体制が確立していないようだ。

日本の場合、国立感染症研究所のHPを見てもMERSの二次感染・防疫体制については、韓国同様、非常に甘い対応の記述となっている。韓国での広がりを他山の石にしてもらいたくない。
 

[ 2015年5月29日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ