＜今だ後手後手の政府機関＞
サムスンソウル病院は、患者搬送係と医師が感染後も業務を行っていた問題から１４日になり、やっと自主的に外来など外部接触診療を停止したが、政府機関はＭＥＲＳに関し病院閉鎖の権限を与えられながら、サムスン様だけはお任せコースを採用し、感染拡大を助長させた。その責任は大きい。ソウル市長が怒るのも無理はない。
 

＜医療ショッピングの改革必要・禁止にすべき＞
今の韓国人は、医師を信用できないのか医療ショッピングといわれる病院を転々とする特有の行動が今回のＭＥＲＳ感染拡大を招いている。
政府は、今回のＭＥＲＳ問題を契機に、医療ショッピングを止めさせるべきだろう。病院を変わるごとに初診検査が行われ、医療費は高くなるばかり、健康保険機関の支払いも増加するばかり。今後、国民と医師を教育（＝命令）し、最初の病院の紹介状か第３者機関の許可がなければ一切禁止すべだろう。大きな公的資金も浮くはずだ。進んだ韓国のＩＴ社会にあり、健康保険証にそうした病院データを読み取らせ、ビッグデータで管理すれば、病院側も患者の遍歴がすぐわかる。患者も当初から適切な病院に足を運ぶことにもつながる。ＷＴＯの指摘もあり、今回ばかりは改革できるはずだ。

 

2015年6月19日　韓国MERS感染状況　／人
韓国保健福祉局
感染者発生数	1	感染者累計数	166
死亡発生数	1	死亡者累計数	24
感染解除	6	解除者累計数	30
感染治療中			112
１９日隔離者発生数	▲799	隔離者数	5,930
１８日隔離者発生数	221	隔離者数	6,729
１７日隔離者発生数	922	隔離者数	6,508