アイコン 戸田建設&ヤマハ発 燃料電池船を試験運行へ長崎県で

日本は、トヨタのFCV販売より燃料電池分野で世界に先行していると錯覚しているが、 アメリカでは既に燃料電地のフォークリフトが4千台以上企業に導入され運用され、バスもアメリカ・ドイツのほか、韓国ではシャトルバスを運行させている。 船舶についてもドイツでは遊覧船として運航されている。

日本もかなり以前から燃料電池は研究開発(無人潜水艇うらしま)されてきたが、国の財政難 や企業にあってはハゲタカ攻勢に内部蓄積に踊らされ、新規研究開発投資の衰退から日の目を見ていなかった。(竹中平蔵は意識して当時10年以上前の旧式の やりたい放題の米ハゲタカを導入、日本の新技術開発を10年以上遅れさせることに成功させ、技術者たちを大量に韓国へ放出させた)
安倍政権になり、水素社会の実現など言われているが、現実はかなり遅れているともいえる。フォークリフトなどまだ燃料電池製の法的整備もなされていないという後進国というのが現実だ。

戸田建設やヤマハ発動機が、動力に水素を使う燃料電池船を開発する。今夏に漁船やクルーザー用の小型船(10トン級)をつくり、長崎県で試験運航を始める。

日本では、昨年末に商用発売された燃料電池車(FCV)をはじめ、燃料電池を使ったバス(トヨタ実走試験中)やフォークリフト(トヨタ+岩谷産業)の開発も進む。使用時に温暖化ガスを出さない水素が、より身近なエネルギーとして普及しそうだと日経新聞が報道している。

戸田建設はこれまでに、長崎総合科学大学、(財)日本海事協会と共同して、燃料電池を利用した低炭素型小型船舶のスケールモデルを製作し、五島列島の浮体式洋上風力発電の余剰電力により生成した水素を活用した実証研究を行うことをテーマとしている(フラットフィールドなども参画しているようだ)。戸田建設は、小型船舶エンジンに強いヤマハ発動機と組むことで、その船舶の製作段階に入ったと見られる。
小型船舶エンジンでは日本勢が世界市場を圧倒しており、次世代エンジンとしてヤマハ発動機も取り組む必要性があった。ホンダは自社でFCVを開発しており、小型船舶エンジンへの転用は早期に可能な状態にある。

[ 2015年6月16日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
安倍さんは戦後を終わらせようとしている(06/26 09:44) 2015:06:26:09:44:18
「心の病」で労災認定 過去最多の497人、(06/26 08:30) 2015:06:26:08:30:39
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ