アイコン 6月の外食産業▲2.3%減/日本フードサービス協会 ファストフード▲5.9%

スポンサード リンク

<全体概況>
6月は、九州南部を除き大きな天候の崩れはなかったが、日曜日が1日少なかったことが影響し、とくにファミリー層に需要の多い業態は客数を落とした。
業態別では引き続き、FR、DR等が客単価上昇から好調を維持する一方、FF洋風では売り上げの低迷が続いており、外食全体の売上は97.7%と再びマイナスとなった。

<業態別概況>
1、ファーストフード業態

• 全体売上は94.1%と前年同月を5.9ポイント下回った。
• 洋風は、お得なキャンペーンやフェアメニューが好調な店があったものの、昨年夏からの食の安全安心問題の影響から抜け出せず、売上は87.2%と低迷している。
• 和風は、引き続き客数が厳しいものの、客単価は上昇し、売上は100.5%となった。
麺類は、店舗数の増加や夏季メニューの好調が奏功し、客数・客単価ともに伸び、売上は105.4%。持ち帰り米飯・回転寿司は、昨年のキャンペーンによる客数増の反動で一部店舗の客数が減少、売上は前年を下回った。
その他は、「アイスクリーム」の販促キャンペーンで客数が増え、客単価は下がったものの売上はプラスとなった。

2、ファミリーレストラン業態
• 全体売上は101.3%と、客単価の上昇もあり、26ヶ月連続して前年を上回った。
• 業種別では、休日数減の影響もあり、「焼肉」以外の業種で客数は前年を下回ったが、全ての業種で客単価が上昇し売上を押し上げた。 焼肉は6.0%増と堅調。

3、パブ・居酒屋業態
• 「パブ・ビアホール」は、一部店舗を除き昨年より客数は増えているものの、客単価の減少で売上は前年を下回った。「居酒屋」は引き続いての店舗削減で、客数と売上はマイナスとなった。
 売上高は▲5.1%減、ただ客数は▲0.7%減にとどまっており、客単価の減少が顕著となっている。

4、ディナーレストラン業態
• 店舗によって好不調に差はあるが、全体では店舗増により客数が増加、客単価の上昇とあいまって、売上は前年比5.8ポイント増となった。 客数は3.7ポイント上昇、アベノミクスで恩恵に授かっている業界人・投資家が牽引していると見られる。

5、喫茶業態
• 季節メニューが好評だったこと、ビジネス街立地の店では休日数減がプラスとなったことから、店舗数削減の中でも売上は前年をクリアした。

[ 2015年7月27日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ