アイコン 軽部和夫元神奈川県議を横領で逮捕 後見人の立場利用 元みんなの党

神奈川県警は8日、元神奈川県議会議員で行政書士の軽部和夫容疑者(63)が、成年後見人として財産を管理していた男性の銀行口座から、現金500万円を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕した。
軽部元県議は、現職の県議会議員だった、一昨年3月、判断能力が十分でない人の財産などの管理を行う成年後見人として管理をまかされていた神奈川県内の男性の銀行口座から現金500万円を勝手に自分の口座に移し、着服していたとして、業務上横領の疑いが持たれている。

警察は、軽部元議員が、制度を悪用しているという情報が寄せられたことから捜査を進めた結果、容疑が固まったとして8日逮捕した。

これまでの調べで、男性の口座からは、500万円のほかに700万円が無くなっていて、警察は、関連を調べるとともに金の流れや使い道などについて詳しく調べている。
軽部元議員は、平成23年に行われた神奈川県議会議員選挙に当時の「みんなの党」から立候補して初当選し、今年4月の選挙で落選した。

成年後見制度は、認知症のお年寄りや知的障害のある人など判断能力が十分でない人に代わり家庭裁判所に選任された人たちが財産の管理などを行う制度で、平成12年から始まった。
成年後見人には、親族のほか、弁護士や司法書士、それに行政書士などの専門的な知識を持つ人たちが選任されている。
高齢化が進むにつれて成年後見制度を利用する人が増えていて、最高裁によると、昨年末の時点で、利用者は約18万4000人に上っている。
一方、成年後見人が、この制度を悪用して、管理している預貯金などを着服するケースが後を絶たない。
最高裁によると、昨年1年間に、親族を除いた人たちによる不正は全国で22件で、被害総額は約5億6000万円に上るという。
これは過去5年で最も多くなっています。
こうした事態を受けて、全国の裁判所は、信託銀行に財産を預け、許可がなければ勝
手に引き出せないようにする仕組みを導入している。

[ 2015年7月 8日 ]
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