アイコン ソウル陥没 実わ「サムスン物産」の杜撰地下鉄工事が原因だった

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何かと忙しいサムスン財閥
昨年、5月会長が倒れてからというもの、 サムスン電子のスマホ販売に陰りが生じ幹部の大リストラ、同社株は韓国株式市場を動かすだけに外野席もうるさくなっている。次期を見越した李一族によるサ ムスン電子支配を確実にするため、同社の株主である第一毛織とサムスン物産を長期戦略の下に合併させ、その支配を確実なものにした。ところが、サムスン物 産の大株主でハゲタカのエリオットがほかの外資株主を抱きこみサムスン物産の合併比率の悪さにイチャモン、国益だけしか見ない韓国の裁判所は、当然のごと くエリオットからの訴訟を門前払い、はたまたISD条項に基づく国際裁判でも始まる気配となっている。
その後も、会長も入院しているサムスン財閥所有のサムスンソウル病院では、MERS感染者の約半数の91人が同病院での院内感染となっている。韓国で最先端の総合病院の感染症への対応の実態をさらけ出している。

そうした中、サムスン物産では地下鉄工事の杜撰工事が表面化している。

ソウルでは軟弱地盤でもあり、あちこちで陥没事故が発生している。ところが、ソウル地下鉄9号線のトンネル工事では、「サムスン物産」の杜撰工事が露見した。
シールド工事で最も重要な土砂量管理を疎かにし、地盤が弱いことを知りながらも地盤補強工事を設計時より大幅に減らしていたことが明らかになったとハンギョレ新聞が掲載している。

ソウル松坡区石村洞の石村地下車道の下に大型空洞(地下の空いた空間が相次いで生じたのは、こうした不良施工のためだったとソウル市は明らかにした。
ソウル市の「石村洞空洞発生原因調査委員会」のパク・チャングン委員長(関東大学教授)は28日、ソウル市庁で記者会見を行い「多様な原因の分析をした結果、施工者(サムスン物産)が品質管理を怠ったことが主な原因と判断される」と明らかにした。
 
調査委は、サムスン物産が円筒形シールドを回転させてモグラのように水平にトンネルを掘り進めるシールド工法で工事を行い、土砂量管理を正しく行わなかったと判断した。 シールド工法では地盤の状態を見ることができず、土砂量管理が極めて重要。

しかし、サムスン物産が工事を始めた昨年5月から最近までに掘りおこした土は当初予測した掘削量(2万3,842立方メートル)より14%多い2万7,159立方メートルだった。

 サムスン物産は、こちらの土壌が軟弱地盤である沖積層でできているという事実を知りながら、地盤補強のための施工も当初設計で行うことにしていた42ヶ所ではなく、2割にも満たない8ヶ所に減らして実施したことが調査された。

 この日の記者会見に参加したサムスン物産のキム・ヒョン副社長は「私どもは(掘削量が)適正管理範囲内だと考えた」として「こういうことが起こって遺憾」と話すなど、設計仕様どおり建設しないのが当然のような発言に終始している。
 管理監督権限のあるソウル市は、空洞の原因になった不良施工に対して「報告を受けていなかった」として「ターンキー方式で進行される工事であり、市には法的に何の責任もない」と主張した。
今後膨大な見直し工事が始まるものと見られる。
発注者の検査体制も杜撰のようであるが、一事が万事こうした利益重視の安上げ工事の結果、ソウルのあちこちで陥没が発生しているようだ。

石村洞空洞(廃材までいろいろ捨てられている)
石村洞空洞(廃材までいろいろ捨てられている)

現在建築が進められている第2ロッテワールドの超高層建築物でも、支柱となるコンクリにクラッシャーが走るなど、これまで何回ともなく工事が中断した挙句、昨年10月オープンさせた低層階の巨大ショッピングモールでは、鳴り物入りの水族館から水漏れ事故、床や天井のクラッシャー、映画館の共鳴による床振動など、危なっかしく、ソウル市は一時営業停止にさせ、改修工事に当たらせた。工事は当然、ロッテ建設。日本では、自社の物件ならば、現場所長がプライドにかけ細心の注意をもって建築するだろうが、逆に韓国では杜撰な工事を行っているようだ。国が違えばここまで違うとは・・・。それにサムスン物産もロッテ建設も海外でも多くの建設工事を行ってきたし今も行っている。
 

[ 2015年7月13日 ]
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