アイコン 2014年の延宿泊者数都道府県別ランキング(1)伸び率順と多い順

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地方にあっては、県民を食わせるだけのこれといった産業がない場合、サービス産業に力を注ぐしかないが、ほとんどのサービス産業は大都市に集中しており、残るは観光しかない。 
しかし、観光にあの手この手で金ばかり使ってもなかなか増加させられるものではない。
だが、努力次第では不可能ではない。
 絶対数が少なく、国内観光客からも外国人観光客からも相手にされないダブル観光過疎進行中の地は、行政に問題があり、トップセールスできない政治屋の人が君臨している可能性が高く、即退場してもらうのが、地方自治体民にとって幸いなことであろう。

観光庁の資料では、一過性のNHK大河ドラマや朝ドラに依存せず、行政手腕により、大きなお金が落ちる宿泊者を伸ばす参考がいろいろ詰まっている。

まずは、伸ばしている都道府県を分析し、トップと実務者が訪問し、教えを乞うことから始める必要があろう。ひも付きではない実績のあるコンサル(電通やリクルート)を導入することも一考だ。 
ただ、長期戦略が必要でもあり、トップが内紛や政争に明け暮れ、また、器量もないトップでは論外だろう。大喜びして誘致した新幹線も高速道も相乗効果を図れないならば、逆に過疎化を急速に招く。そうした地をどれほど見てきたことか。土建屋さんが潤っても中期で見れば一過性のものだ。

 観光を長期戦略と政策に基づき一大産業に、その芽はどこにでもある。
 九州観光機構がリードして導入した韓国の「オルレ」(済州島発祥の小さな観光地めぐりのウォーキング)、佐賀に導入し、今では九州オルレとして、全域に広がりつつあり、韓国からの旅行者も多くなっている。

 自然豊かな地は、東アジア・東南アジアの映画会社の誘致も必要だろう。台湾・中国人の北海道人気は、こうした映画のロケに当初あった(一過性ではなかった)。
 
熊本の温泉地で全国にも知られている黒川温泉峡は、その昔、ひなび過ぎるほどの温泉地だったが、その復興は一人の若き温泉宿主の洞窟風呂掘削から始まり、ほかの温泉宿にも露天風呂が、若い女性たちが来るようになり、入湯手形で温泉地全体が一丸となり、集客に努めた。湯布院温泉も似たようなものだ。
 観光産業を点から線にそして面に。

2014年 延宿泊者数 前年伸び率順
 
 
延宿泊者数
前年比
1
徳島県
2,869,160
27.1%
2
大阪府
28,369,250
18.8%
3
福井県
3,790,460
16.6%
4
神奈川県
19,200,770
14.0%
5
滋賀県
4,628,730
13.6%
6
山梨県
7,570,390
9.3%
7
福岡県
15,232,160
8.9%
8
山形県
5,898,540
8.6%
9
広島県
8,572,130
7.9%
10
秋田県
3,761,400
7.7%
11
佐賀県
2,837,990
7.6%
12
茨城県
5,462,770
6.0%
13
岩手県
5,888,980
5.3%
14
愛知県
15,395,410
5.1%
15
兵庫県
13,759,210
4.0%
16
千葉県
21,201,240
3.9%
17
埼玉県
4,109,880
3.4%
18
岡山県
5,387,650
3.3%
19
福島県
11,060,830
2.9%
20
鹿児島県
7,534,490
2.9%
21
東京都
54,258,780
2.7%
22
山口県
4,489,320
2.5%
23
石川県
7,543,170
1.3%
24
高知県
2,904,380
1.1%
25
岐阜県
6,098,660
0.9%
26
長崎県
7,315,020
0.8%
27
静岡県
21,022,570
0.5%
28
和歌山県
4,456,370
0.3%
29
北海道
30,979,070
0.0%
30
愛媛県
3,592,350
-0.2%
31
新潟県
9,607,330
-0.7%
32
栃木県
9,582,340
-1.4%
33
島根県
3,219,190
-1.7%
34
熊本県
6,869,150
-2.7%
35
沖縄県
20,142,060
-3.1%
36
香川県
3,462,700
-3.4%
37
長野県
17,897,190
-4.6%
38
青森県
4,511,260
-5.2%
39
群馬県
8,593,380
-6.0%
40
宮崎県
3,481,860
-6.3%
41
奈良県
2,270,170
-8.5%
42
富山県
3,489,160
-8.7%
43
大分県
6,101,170
-9.1%
44
三重県
8,794,360
-9.2%
45
宮城県
10,259,780
-9.5%
46
鳥取県
3,043,000
-14.0%
47
京都府
16,986,760
-15.4%
 
 全国
473,501,950
1.6%
 
2014年 延宿泊者数(3) 多い順
 
 
延宿泊者数
前年比
1
東京都
54,258,780
2.7%
2
北海道
30,979,070
0.0%
3
大阪府
28,369,250
18.8%
4
千葉県
21,201,240
3.9%
5
静岡県
21,022,570
0.5%
6
沖縄県
20,142,060
-3.1%
7
神奈川県
19,200,770
14.0%
8
長野県
17,897,190
-4.6%
9
京都府
16,986,760
-15.4%
10
愛知県
15,395,410
5.1%
11
福岡県
15,232,160
8.9%
12
兵庫県
13,759,210
4.0%
13
福島県
11,060,830
2.9%
14
宮城県
10,259,780
-9.5%
15
新潟県
9,607,330
-0.7%
16
栃木県
9,582,340
-1.4%
17
三重県
8,794,360
-9.2%
18
群馬県
8,593,380
-6.0%
19
広島県
8,572,130
7.9%
20
山梨県
7,570,390
9.3%
21
石川県
7,543,170
1.3%
22
鹿児島県
7,534,490
2.9%
23
長崎県
7,315,020
0.8%
24
熊本県
6,869,150
-2.7%
25
大分県
6,101,170
-9.1%
26
岐阜県
6,098,660
0.9%
27
山形県
5,898,540
8.6%
28
岩手県
5,888,980
5.3%
29
茨城県
5,462,770
6.0%
30
岡山県
5,387,650
3.3%
31
滋賀県
4,628,730
13.6%
32
青森県
4,511,260
-5.2%
33
山口県
4,489,320
2.5%
34
和歌山県
4,456,370
0.3%
35
埼玉県
4,109,880
3.4%
36
福井県
3,790,460
16.6%
37
秋田県
3,761,400
7.7%
38
愛媛県
3,592,350
-0.2%
39
富山県
3,489,160
-8.7%
40
宮崎県
3,481,860
-6.3%
41
香川県
3,462,700
-3.4%
42
島根県
3,219,190
-1.7%
43
鳥取県
3,043,000
-14.0%
44
高知県
2,904,380
1.1%
45
徳島県
2,869,160
27.1%
46
佐賀県
2,837,990
7.6%
47
奈良県
2,270,170
-8.5%
 
 全国
473,501,950
1.6%
 
[ 2015年7月13日 ]
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