アイコン 戸田建設 病院受注工作で元議員の先生に裏金渡しましたと 国税が所得隠し指摘

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ゼネコンの戸田建設が民間病院の建設工事に関連して5500万円の裏金を捻出していた問題で、東京国税局は所得隠しを指摘し追徴課税した。
戸田建設の内部調査では、大阪支店の当時の幹部が地方議員へのあっせん手数料などに充てるため捻出したとされているが、会社側は「税務調査の内容についてのコメントは控える」としている。
この問題は、戸田建設が一昨年60億円余りで受注した近畿地方の民間病院の建設工事を巡り、約5500万円の裏金を捻出していたことが判明している。
この裏金について会社の内部調査で、大阪支店の当時の幹部らが、受注工作などに充てるために捻出したことが判明していて、複数の幹部がこのうち2500万円を当時、地方議員だった男性にあっせん手数料として渡したと証言したという。
一方、受領したとされる元議員の男性は「そんな事実は全くない」などと現金の受け取りを強く否定している。
関係者によると、東京国税局の税務調査に対し会社側は裏金の使いみちを明らかにしなかったということで、国税局は昨年3月までの2年間に、この裏金を含む約1億円の所得隠しを指摘し5000万円余りを追徴課税したという。
以上、

こうした事件も国税が警察に告発しない限り事件にはならない。株主訴訟という手立もあるにはあるが、裁判費用等お金がかかる。

今回の額だが、裏金はこんなもんですまないだろう。過去建設業に従事していた関係から、裏金作りに協力したりしていたが、病院関係の仕事では、病院のお偉いさんたちにもお金が必要となるのが常識。当然領収書の要らない現生だ。議員の先生方を介在させればそれなりに風呂敷包が必要となり、以前のやくざのように推薦の下請先を使うように依頼されることもある。
ゼネコン主体で、国税が本気で調べようとするならば、ゼネコンは現場毎に資金を作らせることから、全下請先の下請額と実際の下請先の経費の裏を取れば、架空請求書と架空領収書がいっぱい出て来るに違いない。現場所長は営業はしないことから、営業責任者が現場所長に裏金作りをお願いすることになる。
ただ、今時、ゼネコンはリスクが高くなる直接こうしたやり方はせず、子飼いの建設関係会社を経由させ、裏金作りを行わせることが一般的となっている。今回は受注金額が大きいため、両刀使いをやった可能性もある。
当方も、一度国税から挙げられたことから、裏金作りの手口、国税の手の内は理解しているつもりだ。
戸田建設は、病院建設に強いとされるが、こうした人脈の先生方の関係を全国に張り巡らしているのだろう。
学校に強い建設関連会社は、国立大学の事務長OBを何人も抱え込んでいる会社もある。天下りはこうしたことから、建設関連ではまだまだ必需ポスト。今時目立つような課長以上の管理ポストにつけたりせず、報酬タンマリの参与とか顧問名義が多い、それも出先とかの。

 お世話になったあの方に、資生堂石鹸どころか風呂敷包が常識である。
福岡市の開発系の第3セクターで逮捕された社長がいた。家宅捜査の結果、会社の社長室ロッカーから無造作に1千数百万円の現金が出てきたことが裁判で検察側から明らかにされ、それに対し社長は、だれそれと金を持ってくるからロッカーにそのつど入れていた。だれが持ってきたかいちいち覚えていないと答弁していた。さすが、大物社長だと感心させられた。

ある中堅ゼネコンでは、お世話になった先生に2千万円をお礼に持って行ったが、先生に渡ったのは1千万円だったという。両者を知る人が調べ上げたら、持って行った人が多すぎると判断して1千万円しか渡さず、残り1千万円は、事務方と半分ずつ山分けしていたという。領収書の要らない金であり、何でもありのようだが、ちゃっかり両者を知るその人物も口止めに、着服した人から、そのお金の一部を頂いたそうだ。なんとも楽しいお小遣いだ。
 

[ 2015年8月 6日 ]
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