アイコン 災難続くロッテ、検察が安全法違反で常務を起訴 第2ロッテワールド建設現場で109件

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日本のゼネコンが自社ビルを建てる場合、所長は名誉として 厳格なる現場を主導する。また、会社もそうした人物を所長に抜擢する。しかし、韓国では、逆のようで、ロッテ建設では、ロッテグループの一大事業施設であ る第2ロッテワールド(123階建、555mのタワー棟+テーマパークの水族館・商業施設など低層階棟3棟)の建設現場は、初期段階から数々の問題を引き 起こしている。
躯体構造物コンクリの亀裂や死者・火災事故など問題を噴出させながら、工事が進められている。タワーとは別に商業施設や水族館が入 居する3棟の低層階の建物は昨年10月一足先にオープンしているが、ここでもオープン後、水族館の水漏れ問題、床や天井の亀裂問題、映画館床の振動問題、 劇場内装工事人の落下死亡事故など、多くの問題を抱え、ソウル市が、昨年12月完全に改修工事が完了するまで水族館や映画館などの営業を停止させるに至 り、今年5月再オープンさせていた。
この間商業施設は営業を続行、しかし、6千人が働く商業施設建屋の店舗は閑古鳥が鳴き、最大の顧客は当施設入 居のテナント店員さんだと今年2月ころまでいわれていた。現状は不知であるが、ロッテの最近は、兄弟喧嘩に発展したロッテ財閥跡取り問題が浮上し、例に よって韓国マスコミから袋タタキにあっている。

数々のトラブルが発生してきた第2ロッテワールドおよびロッテタワーを建設しているロッテ建設が韓国検察に起訴されたことが明らかになった。
検察は、産業安全保健法違反の疑いで8月10日、ロッテ建設の常務金氏を起訴したと報道されている。
建設現場での安全柵未設置、落下物防止網未設置など産業安全保健法違反109件を摘発。これに対してロッテ建設側は検察が主張する109件のうち、50件を認めていないという。
第2ロッテワールドでは、過去に資材落下事故、労働者死亡と負傷事故・火災事故を引き起こしており、場合によっては工事の全面中止命令による補強・改修工事の命令が出る可能性もある。

<第2ロッテワールドのこれまでの問題など>
2012年10月:タワービル中央のコンクリ躯体コア部分に複数の亀裂発生
2013年6月:構造物落下。1人死亡、5人負傷(タワー)
  10月:鉄パイプ落下し歩行者1人負傷(タワー)
2014年2月:コンテナボックス火災後鎮火(タワー)
       4月:配管確認中に1人死亡(タワー)
  10月26日:食堂街の通路床に亀裂(複合施設)
  10月29日:付着物が落下し従業員1人負傷 (複合施設)
  10月30日:ショッピングモール公式オープン
  11月3日:室内天井構造物に50センチメートルの亀裂 (オープンの複合施設)
  12月3日:水族館で漏水 (オープンの複合施設)
  12月10日:映画館スクリーンと床底に振動 (オープンの複合施設)
  12月11日:蚕室駅地下公営駐車場で漏水
  12月16日:公演劇場工事で作業員1人転落死亡(オープンの複合施設)
  12月17日:ソウル市、映画館・水族館などの営業中止命令(オープンの複合施設)
2015年1月:安全管理委員会発足 (オープンの複合施設)
      5月:映画館・水族館など営業再開
そのほか、近隣の人工貯水池「石村湖」の水減少、貯水池とタワー建屋間の地下に大空洞、近くの道路陥没などなど。

今では、ロッテ財閥は、在日企業=親日企業として、韓国マスコミの反日の一環に最大限利用され、徹底的に過去にさかのぼってまで追及を受けている。
兄弟喧嘩の発端がどうであれ、こうした第2ロッテワールドの建設現場のいい加減さを今もってロッテ建設にさせている韓国ロッテ会長の責任は甚大であろう。

複合商業施設の低層階3棟のオープン後の事件だけでも、韓国ロッテ会長が、ロッテ建設の社長に対して激怒した話など聞いたこともなく、こうした問題に母体の韓国ロッテでは、内部や外部の調査委員会を設置して調査したはずだが、今になっても検察から109件も摘発されるとは、内部体制のいい加減さを物語っている。イケイケドンドンの攻めは滅法強いが守りに非常に弱い韓国ロッテ会長のようである。


123階中100階を越えた第2ロッテタワービル現場
123階中100階を越えた第2ロッテタワービル現場
2016年完工予定


 

[ 2015年8月13日 ]
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