アイコン 再稼動原発川内原発1号機の復水器の細管損傷 過去の事例では取替え

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これまで世界の原発で4年間も停止していた原発を稼動させた場合、稼動当初に問題が発生しなかった例はないという現実のどおり、川内原発一号機の再稼動でも問題が発生した。

しかし、九電は問題が発生した復水器には配管内で脱塩装置が機能することから問題ないとしている。原発再稼動規制緩和委員会も今回の問題の内容までは専門分野外か関係ないとして想定もしなかったようだ。

再稼働した九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の復水器と呼ばれる設備で細管が損傷し、海水が混入したトラブルで、九電は25日、混入量を470リットルと見積もっていることを明らかにした。
細管は、過去の使用ですり減った状態だったとみられ、今回の再稼働過程で発生した熱水が衝突した結果、損傷したと考えられるという。

九電は、損傷した細管5本と損傷の可能性がある細管64本に栓をした上で、27日から出力を上昇させると説明。現在の出力は75%で、今回のトラブルにより100%出力や営業運転の開始は6日以上遅れる見込み。

九電によると、今回損傷した細管の定期検査が最後に行われたのは約10年前の2006年1月。その際は問題ないと判断したといい、九電は、定期検査の間隔が適切か検討するとしている。川内1号機は、運転開始から31年以上が経過しているが、これまで復水器の細管が取り換えられたことはないという。
九電は混入した海水について、配管内に設置された脱塩装置で回収できていると主張し、問題ないとの考えを示した。

<同じ原発型の玄海原発でも同じ問題が・・・細管を取り替えていた>
九電では、玄海原発でも同じような問題が過去発生しており、九電のHPによると、
「(玄海原発)1号機の復水器は,海水中の貝類等による細管の損傷により冷却用の海水が細管から復水器内へ漏えいするトラブルを経験しました。
これらの経験から,1,2号機の復水器はさらなる信頼性向上を図るため,細管を玄海3,4号機と同じ耐食性に優れたチタン管へ取替えました。」
以上、
熱水だけの問題だろうか?、劣化・老朽化、海水中の不純物・・・。今回は取れ変えなくていいのだろうか。経産省の優等生として、再稼動1番乗りで動かすことが認められた九電の原発、止めるわけにはいかないのだろう。大丈夫かいなぁ。

0826_03.jpg

川内原発1号機と同じ加圧水型軽水炉(PWR)玄海原発1号機の復水器。

原発

 

[ 2015年8月26日 ]
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