アイコン 輸出立国「韓国」輸出▲14.7%減 中国への輸出は▲8.8%減、日本は▲24.4%減

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8月の韓国の輸出額は、前年同月比▲14.7%減の393億ドルだった。 今年1月からマイナスに転じた輸出額は、前年対比減少傾向が8ヶ月連続減となっており、回復の兆しが見られない。 
今回の減少幅は、金融危機直後の2009年8月(▲20.9%)以後6年間で最大幅。
 
産業通商資源部は1日、8月の韓国の輸出額が▲14.7%減少し、輸入額も350億ドルで▲18.3%減ったため貿易収支は、43億ドルで43ヶ月連続の黒字だったと発表した。
輸出額が増えるのではなく輸入額が共に減少して不況型の黒字になっている。

韓国経済

今年1月から続いた輸出額のマイナス成長は8ヶ月連続減となり、5月の▲11%減に続き今年に入り2回目の2桁マイナスを記録した。

1~8月の総輸出額は3545億ドルで、昨年同期より▲6.1%減となった。
 主な原因は、韓国の主力輸出品目である石油製品と石油化学で原油価格下落の影響を受け、輸出価格も減少した。
今年初めに底を打った原油価格は、第2四半期(4月~6月)に小幅上昇したが最近再び下落傾向に転じ、石油製品の輸出額は▲40.3%、石油化学は▲25.7%減った。

中国市場で不振となっている自動車分野が▲9.1%減であり、繊維類▲21.4%減、船舶▲51.5%減であった。

その一方で、8月に入ってギャラクシーノート5などの新製品発売があった無線通信機器が19%増加し、半導体も4.7%増加している。

<中国への輸出は▲8.8%減、日本は▲24.4%減>
輸出下落傾向が加速化した最大の原因は、韓国の最大の貿易相手国である中国の需要低迷。
8月の対中国輸出額は、▲8.8%になった。7月の▲6.4%減と較べても減少幅が大きかった。

日本は、▲24.4%、米国は▲4.4%であり、今年日本を抜いて主要輸出国に浮上しているベトナム(サムスン等の大工場がある)だけが+32.4%で韓国の輸出額が増えた。

韓国貿易協会が中国海関総書を分析した資料によれば、今年上半期(1~6月累計)の中国の輸入額は8087万6400万ドルで昨年上半期より▲15.5%減少した。

原油など主な輸入品目の数量は増加したが、原油価格の下落で主要原材料の輸入単価は大幅に下がっているため、中国は今年史上最大の貿易黒字を出すものと予想される。

  産業通商資源部は7月に輸出主力品目に対する設備投資と次世代有望品目研究・開発(R&D)拡大などを骨格とした輸出対策を発表したことがある。

産業通商資源部は「船舶引き渡し物量の増加、自動車新車発売などの影響で今年四分期からは輸出増減率が改善されるだろう」と明らかにしている。
以上、図も含めハンギョレ新聞参照

韓国の場合、輸出数量がどうなっているのか不明な点もあるが、日本の貿易収支では、為替超円安で円換算では水ぶくれし輸出が増加しているものの、数量は減少、ドル建換算では大幅に減少している。収支では原油価格の暴落により救われている面が大きい。
日本の韓国からの輸入は反日策動から韓流ブームが過ぎ去り、食品や関連商材が減り、また、製油製品も減っている。日本も貿易は、輸出は超円安による数値の水ぶくれはあるものの良くない。

[ 2015年9月 2日 ]
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