アイコン 小野薬品工業の「抗PD-1抗体薬」卵巣がんに効能証明/京大濱西教授ら

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小野薬品工業が、世界に先駆けて実用化した免疫を使ってがん細胞を攻撃する新免疫治療薬「抗PD―1抗体」。

がん細胞が、体の免疫による攻撃を避けるために出す特殊な信号を遮断する新治療薬を卵巣がんの患者に投与したところ、半数近くでがんがなくなったり進行が止まったりする効果が確認されたと、京都大学の研究グループが発表した。

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この研究は、京都大学の濱西潤三助教などのグループが「抗PD-1抗体薬」という新しい治療薬を使って行った。

体の中にがんができると免疫細胞が攻撃しようとするが、がん細胞は特殊な信号を出してこの働きを抑え、増殖を続けることが分かってきた。

新治療薬は、がん細胞が出すこの特殊な信号を遮断するもので、研究グループは、ほかの治療法で効果がみられない卵巣がんの患者20人を対象に医師主導の臨床試験を行い、2週間に1回のペースで1年間投与した。
 その結果、2人の患者でがんがなくなった他、7人でがんが小さくなったり進行が止まったりする効果が確認できたという。

一部の患者では発熱などの副作用が出たが、抗がん剤のような吐き気などの症状はなかったという。

この薬は、すでに皮膚がんの治療薬として国内で承認されているほか、20種類以上のがんについて世界各地で臨床試験が行われている。

濱西助教は、「高い効果が確認されとても驚いた。新たな治療法として期待できる」と話している。
以上、報道

[ 2015年9月11日 ]
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