アイコン いよいよイコモスの調査へ 世界遺産候補「長崎の教会群+」

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ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)の専門家が、来年の世界遺産登録をめざす「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について、26日から10月4日まで長崎、熊本両県で現地調査をすると長崎県が発表した。
 
長崎県によると、調査を担当するのはフィリピン人建築家のルネ・ルイス・S・マタ氏。「信徒発見」の舞台となった大浦天主堂(長崎市)など14の構成資産すべてを視察し、保存状態などを調べるという。
 イコモスは、マタ氏の報告などを踏まえ、来年5月ごろに評価の結果をユネスコに勧告するとみられる。正式に登録を決めるユネスコの世界遺産委員会は同年7月にトルコ・イスタンブールで開かれる。
 中村法道知事は10日の会見で、「イコモスの勧告内容は極めて重要。調査を想定したシミュレーションをするなど、県市町で連携しながら準備を整えている」と述べた。
以上、報道

ルネ・ルイス・S・マタ氏は、フィリピン建築様式変遷研究者の第一人者として知られている。
フィリピンは1529年~1898年までスペインが植民地支配、その後アメリカに統治権が譲渡(パリ条約)された。そのためスペイン様式が色濃く残る世界遺産「ビガン地区」などがあるが、同氏はその地の研究者でもあ利、著作もある。
スペイン時代のバロック様式の建造物が戦前20棟あったとされるが、太平洋戦争では米軍が空爆で破壊し尽くし、今では2棟を残すのみとなっている。スペイン統治の影響によりアジア唯一の(ローマ)カトリック教国(離婚制度のない国、90%以上が信徒)。

フィリピンは、アメリカの植民地であったため多くの者が英語を話す。ただ、植民地時代、アメリカの膨大な利権や収奪は激しかったとされる。
太平洋戦争後、米国はアジア最大のスピッツ海軍基地をフィリピンに設置したが、フィリピンの国民感情は過去収奪や弾圧を受けていたことから反米に動き、追い出されるに至っていた。高齢者には親米感情と反米感情が入り混じっている。
今回は、イロイロチャチャが入る要素はまったくない。

 頭ヶ島天主堂(上五島)
頭ヶ島天主堂(上五島)

[ 2015年9月15日 ]
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