アイコン 阿蘇山の噴火 大規模噴火のつながる予兆なしと京大教授 ただ同様な爆発はあると

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日本の活火山の多くが、気象庁のほか国立大学が日常観察している。御嶽山は名古屋大学、阿蘇山は京都大学、雲仙普賢岳は九州大学、桜島は京都大学が担当している。
京都大学は阿蘇山に常駐しており、名古屋大学の御嶽山の杜撰管理とは異なる。

南阿蘇にある京都大学火山研究センターの大倉敬宏教授は、今回の阿蘇山爆発について、
「噴煙が黒いのは火口にたまっていた土砂が噴き上げられたことを示している」として、「上昇したマグマの熱で地下水が熱せられ、急激に水蒸気が発生して起きる『水蒸気噴火』か、マグマと水蒸気が関与した『マグマ水蒸気噴火』のどちらかが起きたとみられる」と分析している。

また現地に設置したGPSによる観測では、昨日の噴火のあとも山体が収縮した様子はみられないということで、「地下のマグマは未だ収縮しておらず、今後も同じような規模の噴火が起きるおそれがある」と指摘した。

その上で今後の見通しについて、「昭和28年の噴火の時と比べると、地下のマグマだまりの量ははるかに少なく、現在のところ、規模の大きな噴火につながるとは考えていない。一方、火山活動が不安定な状態は年単位で続くと見られ、今後も地下のマグマの動向について警戒を続ける必要がある」と話している。
以上、報道

昭和28年の突如の爆発では、第一火口から噴出した噴石が、降り注ぎ観光客6名死亡、負傷者も90名あまりを出した。
こうした教訓の下に、最近、阿蘇山が白い煙が立ち上るようになり、早々に規制レベル2を発して火口1キロ圏内に近づけない措置をとっている。今回の爆発で規制をさらにレベル3に引き上げ2キロ圏内の立ち入りを規制している。

<草千里のドライブイン営業再開>
なお、15日は、阿蘇山のライブカメラを見ている限り、噴煙自体は以前と比べ、黒っぽいものの、落ち着いてきている。
阿蘇中岳第一火口から約3キロ離れた「草千里」では、14日一時、立ち入りが規制されたがその後解除され、15日はみやげ物店やレストランがいつも通りの営業を行っている。

それより、江戸の昔から「燃えてあがるわ桜島」が音沙汰なくなっている。これまで何回ともなく5千m級の噴煙を上げ続けてきた桜島であり、膨大なエネルギーが蓄積されている可能性があるのではとみるが・・・。

 各種機器の設置場所 中岳第一火口と草千里までの距離3キロ
各種機器の設置場所 中岳第一火口と草千里までの距離3キロ
 

[ 2015年9月15日 ]
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