アイコン 断水の危機「春日市」 福岡県管理河川からタダで春日那珂川水道企業団取水

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春日市にある水道企業団が40年近くにわたって福岡県が管理する那珂川の水を違法に取水していたとして県は17日、是正措置をとるよう指示した。

是正指示を受けたのは、春日市と那珂川町に上水道を供給する「春日那珂川水道企業団」。

企業団設立前の昭和51年から那珂川の川底の地下に集水管を埋めて川の伏流水を近くの井戸に導いて違法に汲み上げていたほか、取水口からも許可を得ている量の倍近い1日あたり1万4000立方メートルを取り込んでいたという。

企業団は、水量のデータを改ざんして県に報告した上で、県の調査に対しては、集水管があることを口外しないよう職員に指示していたという。

さらに、水道水として転用してはいけない農業用水の水路からも水道水として取水していて、県は、農業用水を管理する那珂川町にある水利組合に対しても是正措置をとるよう指示した。

是正計画の提出は10月までとなっているが、企業団は違法な取水を止めると約6万4000人分の水が不足し、断水のおそれがあるとして現在も許可された以上の水の取り込みを続けている。
企業団の企業長をつとめる春日市の井上澄和市長は記者会見で「あってはならないことだが、いまは断水を回避することを最優先にして、しかるべきのちに処分を行う」と述べている。
 以上、
春日市は福岡市のベッドタウンであり人口増域。これまで福岡県管理の河川から、タダ同然で取水し、春日市民に提供していたことになる。
当然、河川管理には膨大な経費がかかっており、福岡県の40年分相応の負担が春日市に対し求められようが、そうした動きはないようだ。

今後、春日市の住民は、春日市の企業団が新たに水源を確保することが求められ、ダム建設、ダムの取水権利負担など、高額な値上がりが生じるおそれがある。
福岡県・春日市・那珂川のよしみから、福岡県に対し、管理費用を正規に戻し負担すれば、今後とも取水は可能と見られるが・・・。取水方法も40年間も違反したもの。

 

[ 2015年9月18日 ]
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