アイコン ノーベル物理学賞受賞の貢献会社浜松ホトニクス 「ハイパーカミオカンデ」

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ノーベル物理学賞に決まった東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さんの研究を支えた光センサー大手、浜松ホトニクス(浜松市)の晝馬明社長らが7日午前に記者会見し、「微力ながらノーベル賞に貢献できた」と喜びを語ったと報道されている。

それによると、晝馬社長は「世界をリードする研究をさらに進めてほしい」とも述べ、東大などが2018年の着工を目指す観測装置「ハイパーカミオカンデ」への技術協力にも意欲を示した。

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梶田さんの研究を支えた製品は、観測装置スーパーカミオカンデの目となる「光電子増倍管」。微弱な光をとらえて電気信号に変えることができる。市場規模が約250億円とされるこの分野で同社はシェア9割を握る。
2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんらの研究を支えた観測装置カミオカンデ向けにも、世界最大の直径20インチ(約50センチ)の光電子増倍管を開発した実績がある。
 
約10万本の光電子増倍管が必要とされる「ハイパーカミオカンデ」への採用をにらんで、研究者の期待に応えられる高性能の新製品も開発中という。
晝馬社長は「素粒子の世界は真理を探究する学問。今後とも世界をリードする基礎研究に貢献したい」と述べ、技術の進化に引き続き力を注ぐ考えを示した。
同社製品は「ヒッグス粒子」の研究に贈られた13年のノーベル物理学賞でも注目された。ノーベル賞受賞の研究に貢献したのは今回で3回目。
以上、報道

「ハイパーカミオカンデ」は、地下に設置される100万トン級(スーパーカミオカンデは5万トン)の巨大水タンクと大型の超高感度光センサー99,000本からなる実験装置。陽子崩壊やニュートリノの精密観測を通じて素粒子の統一理論や宇宙の進化史の解明を目指す。2025年の実験開始を目指している。
現在運営中のスーパーカミオカンデは5万トンタンクと11,200本の光電子増倍管を使用している。

7日の株価は前日比109円高の2929円。


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[ 2015年10月 8日 ]
 

 

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