＜大宇造船海洋＞
実質国の管理下におかれている大宇造船海洋は、今年第2四半期に3兆ウォン台の赤字を記録しているが、債権団による最近の査定の結果、海外子会社で発生した損失が追加確認されたため第3四半期の赤字が見込まれる。また、第3四半期に予定していた6000億ウォン相当の掘削船の引き渡しがキャンセルされ、数千億ウォンの損失引当金計上が必要になったことも要因となる。

＜サムスン重工業＞
サムスン重工業は、第3四半期に数百億ウォンの黒字転換が見込まれている。しかし、同社は今年上半期に1兆5000億ウォン台の損失を出しており、第4四半期に5000億ウォンを超える黒字を上げなければ、通期で損失規模が1兆ウォンを超える。

韓国が造船業に本格進出した1970年以降で造船大手3社が通期で同時に「兆ウォン単位」の赤字を出したことは一度もなかった。
以上、韓国紙参照

　為替は１ウォン=０．１０円
　韓国の造船およびプラント事業の上記３社が、世界中で、安値受注で競い合った結果、３社とも同時に損失を出している。石油プラントもデタラメ安で受注してきていたことから、眼下、原油安で難癖付けられ、粉飾しない限り赤字を表面化し続けるものと見られる。
　安値受注した挙句、納期遅れで損失金や引取り拒否にあったりしている。発注元は、原油安で原油運搬船など船舶の引き取りそのものをキャンセル、それでもキャンセル料を支払って貰えれば吉、キャンセル料も支払わず、難癖付けられた挙句キャンセルされている。
　また、船舶の引取り延期も発生している。いずれも原油などの燃料安が続く限り、こうした事態はしばらく続く。