アイコン 米政府の韓国為替市場介入批判は国力の賜物 群を抜く輸出競争力にあり

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韓国企画財政部(省に相当)局長「韓国が為替市場に介入しているという主張は、米国の政府・議会の常套句で新しい話ではない」かと延べている
  韓米首脳会談を控えた今月16日、米国側が「韓米関係現況共同説明書(共同ファクトシート)」に「韓国はこれ以上為替操作を行うべきではない」との文言を 盛り込むよう提案し、両国間の実務レベル交渉が難航したというニュースが報じられた19日、為替政策を統括する企画財政部は「大した話ではない」という反 応だった。

  企画財政部幹部は「韓国企業に市場を侵食された自動車、鉄鋼などの米企業のロビー活動を受けた米議会が韓国の為替操 作疑惑を絶えず指摘してきた。議会で少数党である民主党政権が議会と政界を説得するため、『国内政治』向けに言及したのではないか」と述べた。つまりは 「心配しなくてもよい」との見方だ。

また、米国の利上げが予定されており、長期的にはドル高が避けられない状況。米国が急激なドル高で経常収支赤字が悪化するのを防ぐため、韓国のように対米貿易黒字を上げている国に為替攻勢を強めている可能性が高いと分析している。

 韓国が為替操作を行っている米国の主張には納得がいかない面が多いという。
最近2~3年のウォンの対ドル相場は1ドル=1100ウォン前後で維持されている。為替当局にとっては無理に市場介入する必要自体がなかった。

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また、過去5年間に主要国の通貨が対ドルで下落したのに対し、ウォン相場はほとんど変動しなかった。

2010年10月20日に1126.90ウォンだったウォン相場は20日現在で1121ウォン水準で取引されている。
一方、日本円の価値は暴落と言ってもよいほど下落した。
同じ期間に円は81円から119円へと46%も円安が進んだ。中国の人民元も同じ期間に6.64元から6.36元へと4.3%下落した。
ただ、中国は昨年だけで3432億ドルの対米貿易黒字を上げており、切り下げ幅はまだまだ小さいと評されている。
韓国の昨年の対米貿易黒字は237億ドルで中国の7%にすぎないとしている。
以上、

韓国は、こそこそ為替操作することから問題視され、正々堂々と宣言して為替操作をすれば、誰も文句は言えない。ただ、韓国経済は2%台の立派な経済成長を遂げており、それも輸出主体で成長、それが評価されたものだろう。為替相場は経済状況により刻々と変化するもの。また、為替安でもダンピング輸出しない日本とは異なる。
また、2国間貿易だけで見ることはできない。韓国から部品・部材が中国へ送られ、中国で組み立てられ、アメリカへ輸出されている。
 日本の財政は借金地獄、その借金のほとんどを自国内から調達していることから、安全資金とみなされている。もし、その借金が外国から調達していたら、今頃、1ドル360円を突破したハイパー円安になっているかもしれない。
 韓国のリスクが高まれば、海外からの投資金が引き上げられ、韓国が望むところの超ウォン安になる。しかし、輸入価格はウォンベースでその分高くなり、多くの国々とFTAを締結して、輸入量が増加しており、その分国民生活は更に苦しくなる。ちょうどいいがちようどいい。
 正面切って為替介入できない韓国政府の性格が災いしているようだが、韓国が自負するように韓国企業の輸出競争力は強く、為替は高い方になびくのは自然の原理だろう。


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[ 2015年10月21日 ]
 

 

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