宝島社、伊藤忠と組み服飾雑貨事業に参入へ
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「宝島社」は、若者の「本離れ」などで、経営環境が厳しさを増すなか、ムック市場を開発して女性誌を多く手がけているが、今般、「伊藤忠商事」と提携して、独自ブランドで本格的に服飾雑貨事業に参入する。
「宝島社」は「sweet」や「GLOW」「SPRiNG」など多くの女性誌を手がけ、ブランドムックの「e-MOOK」事業を展開している。
新規参入する服飾雑貨事業は、「伊藤忠商事」が持つメーカーとの関係や販売ルートを生かして、全国のデパートおよそ150店舗で、バッグやブランケット、クッションなどの販売を始める。
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今後は、文房具や子ども用品、それにペット用品などの商品開発と販売も検討する方針で、3年目には年間15億円の売り上げを目指す。
出版社が、独自ブランドを作って服飾雑貨事業に参入するのは異例のこととなる。
出版事業は、ITメディアの発展・競争から、国内での販売額が昨年まで8年連続で前年を下回り、取り巻く経営環境は厳しさを増すばかりとなっている。
そうした中、「宝島社」は、昭和49年に創刊した主力雑誌の「月刊宝島」を今年10月号で休刊している。出版事業だけでは食べていけなくなるこうした環境に、新たな収益源を求め、服飾雑貨事業へ展開するもの。
[ 2015年10月22日 ]
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