アイコン 『WAGYU』に対抗してJA英ロンドンに肉料理の高級レストラン開業へ

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日本の食文化人気で、外国産「WAGYU」が世界各地で人気を博し、売れている。
「WAGYU」 は、かつての米との貿易摩擦問題で、米畜産業者の肉が売れないことに業を煮やし、和牛の種を日本政府に提供させたことに起因している。日本政府は何も制御 をかけず、米国畜産業者に渡したことから、この種が、米国から世界各地の畜産業者に販売され、今ではその中核はオーストラリアとなっている。オーストラリ アから東南アジアや大票田の中国へ種が販売され、今や東・東南アジアはじめ、世界中で「WAGYU」が飼われ、その肉が販売されている。
当然ながら、肉質は日本産和牛に劣るものの、黒毛和牛・豚など各種が日本産よりはるかに安い価格で販売され、高い日本の和牛の肉は、一部富裕層に食されているだけである。

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TPP打撃を受けるJA全農=全国農業協同組合連合会は、ヨーロッパで和牛の販売拡大を図るため、和牛を提供する直営のレストランを11月、ロンドンにオープンする。
日本からEU=ヨーロッパ連合への牛肉の輸出は、(放射能問題などあったことから遅れ) 昨年6月に解禁されたが、すでに、オーストラリアなどで生産された和牛の血を引く牛肉がローマ字で「WAGYU」と表示されて広く流通していることから、本家本元の和牛の知名度をいかに上げていくかが、販売拡大に向けた課題となっている。

21日にプレオープンしたストランでは、しゃぶしゃぶやすき焼きなどをメニューに取り入れ、和牛のおいしさを引き出す食べ方を紹介することで普及を図るねらいがあり、レストランで和牛を食べた男性は、舌で溶けるような食感がすばらしい。お気に入りのレストランリストに加えたいと話していたという。

外国産の「WAGYU」と競争
日本政府は農産物の輸出を重要戦略と位置づけ、牛肉は、輸出額を去年の82億円から、2020年には250億円に伸ばすことを目標に掲げている。
このため、5億の人口を抱える巨大市場、EUへの浸透は、今後の国産牛肉の輸出拡大に向けて大きな鍵を握っているとされている。(ただ今、EU経済は不況中)

財務省の貿易統計によると、国産牛肉のEU向けの1ヶ月ごとの輸出は、輸出が始まった昨年6月は2.9トン、金額にして25百万円余りだったが、クリスマス休暇などを控え牛肉の消費が増える昨年11月には、1ヶ月で13.3トンとなり、金額も初めて1億円を超えた。
しかし、今年5月以降は、毎月概ね10トン前後、金額にして9千万円余りで推移し、輸出が大きく拡大する状況には至っていない。
もともと欧州では赤身の肉を好む傾向が強いほか、和牛の血を引くオーストラリア産「WAGYU」が、日本の和牛より割安な価格で流通していて、厳しい競争が続いている。現地では、日本のように「松阪」「神戸」「伊万里」など産地ごとのブランド販売は難しく、市場も外国産「WAGYU」に荒らされており、売り上げの増加を図るためにはかなり難しいものと見られる。
以上、報道等参照
訪日客の半分以上を占める中華圏の訪日客は、ツアー客より個人客が多く、そうした人たちは金持ちも多く、いろいろな観光目的で訪日している。高級和食を積極的に提供したらいかがだろうか。

[ 2015年10月22日 ]
 

 

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