アイコン 中国国営中央テレビ 韓国済州島の売春接待カジノ観光を取り上げる 3月にはVW不正も

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カジノ中国で超人気番組となっている中国国営中央テレビ(CCTV)の(特に外国製品)の告発番組で、韓国の済州島(チェジュ島)観光が、売春付きカジノ観光として槍玉に上がった。

中国国営中央テレビ(CCTV)が12日夜に放送した告発番組で「済州島のカジノの顧客は80%が中国人で、カジノは中国の賭博客を誘致するため、無料旅行や三流女優による売春接待を掲げた不法な顧客誘致を行い、中国公安当局に摘発された」などと報じた。

今回の報道は、韓国に押し寄せる中国人賭博客と韓国の一部カジノの不法な営業行為に警告を発したものとみられる。

中国は、官僚汚職腐敗問題と関連づけ、マカオでも公安を張り付けるなどして企業主や官僚たちを徹底してマーク、マカオの売上高がここ1年急減するなど、官僚の賭博腐敗を徹底して処罰している。

現在、米中2面顔外交を展開する朴大統領が訪米中、米との関係強化を牽制するため、美容整形手術の副作用に関する集中報道に続く今回の「韓国たたき」だという見方もある。

 済州島は、中国人が別荘地として買い漁っており、観光整備もカジノホテル等韓国大手が進出が相次ぎ、中国人向けに開発が進んでいる観光で成立している島。

<動かぬ証拠 売春約定書>
CCTVが入手したとするあるカジノの約定書には、
「10万元(約189万円)相当のチップと交換すれば、『専門マッサージサービス』1回、
20万元で韓国三流女優またはモデルとのベッドイン1回、
50万元で三流女優またはモデルが2泊3日を共にするサービス
を受けられる」と書かれていた。

一部カジノは、中国に事務所を開設し、賭博客を直接募集したことから、中国公安当局に摘発されている。

CCTVは済州島の中国領事館関係者の話として、「カジノ周辺の金融業者から借金をして、脅迫されたり、旅券を奪われたりする中国人が相次いでいる」と伝えている。
以上、報道等

済 州島では、中国資本による大リゾートのビッグプロジェクト(国も奨励案件)が、提携した韓国公社側の土地買収にかかわる不手際で、地方裁判所において開発 不許可判決が出され失速した。上告するにしても時間をかなり要することから工事が中断され、中国資本側は莫大な損害賠償を韓国側に求める動きとなってい る。

大開発の既報記事
済州島大リゾート計画 破綻か「ベルジャヤ済州リゾート」大法院が開発無効と

今年3月、VWと日産が不当修理費を不当請求していたことが、CCTV潜伏調査員による証拠写真や盗撮により立証され、放映され、両社の4月以降の自動車販売に大きな影響を与えている。
昨年7月のマクドナルドの上海福喜食品の腐れ肉混入事件もCCTVが潜伏映像をもとに告発していた。

CCTVは確実な証拠による有無を言わせない立証型告発番組であり、それも国営TVが放映、いろいろな政治的な動きもかかわっていようが、証拠を出されるため企業は何も抵抗できない。

<今後の済州島>
今回の済州島がたたかれたことで、中国人が特に多く訪れる済州島の観光は大打撃を受けるものと見られる。
韓国カジノは、国の認可の下、大手しか運営しておらず、またロッテや新羅・外資の超有名ホテルなどの中に設営されており、政治家とも深くかかわっている。
 
中国公安が摘発した売春カジノ観光の事務所を、中国に設けるなど、カジノ運営会社は末端の業者であっても頭がおかしいとか言いようがない。それをさせた運営会社の責任は重い。
マカオの賭博場の中国人客は中国公安の監視などあり激減しており、中国の腐敗摘発強化は、中国経済の低迷も加わり韓国カジノにも大きく影響しているようだ。

やっと、MERSから立ち直りつつあった韓国への中国人観光客、それも中国人が多く訪れる済州島のCCTVによる今回の報道は、同島の観光に大打撃を与える可能性がある。

韓国カジノは、ソウル市3ヶ所・釜山市2ヶ所・仁川市1ヶ所・慶州市1ヶ所・江原道2ヶ所・済州島8ヶ所と全17ヶ所の約半分を済州島で占めている。その数はアジア一で、ほとんどが韓国人が入れない実質中国人向けの観光施設となっている。

だが、韓国の売春・整形・カジノ・・・どれをとっても中国政府が喜ぶような観光資源ではない。

 

[ 2015年10月14日 ]
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