アイコン 安倍首相 通りすがりの62番目の訪問国

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今回の韓国訪問は外交当局の失策、日韓首脳会議だけならまだしも、日中韓首脳会議を絡ませたところに今回の問題があった。 

 それも事前に2国間の首脳会談の調整し続けていた日韓のそれぞれの外交当局であったが、中国からは国賓として李克強首相が日中韓首脳会議に出席することになり、韓国側はすべて中国側を第一スケジュールに組み込むことにしてしまった。

 その結果、3ヶ国首脳会談より先に2国間首脳会談を予定していた日本側の案は先送りされ、結果、2日の午前中、当初、日本側が申し入れていたとされる昼食会もなしとなった。

中国№2の李首相は国賓として訪韓、一方、日本国№1の安倍首相の待遇レベルは、韓国では国賓待遇などでもなく実務者レベルだったと報道されている。

 今回の28時間の韓国訪問は、朴大統領もしくは取り巻きの権謀術に長けた輩に完全に嵌められた日本の外交当局であり安倍首相であった。

 1日の3ヶ国首脳会談では、歴史認識問題で終始。記者会見こそあったものの、今回の安倍首相の訪問の主題である2日の2国間会談では、朴大統領がほとんどの時間を慰安婦問題に裂き、11時半すぎ終了した。両首脳による記者会見も開催されないものだった。

 朴大統領にしてみては、計画通り、中国が歴史認識問題を取り上げることで、対日批判を強め、その勢いで慰安婦問題を安倍首相に直接長々突きつけ、国内向けにはさぞ満足の成果であろう。
 
しかし、安倍首相にとって、ただ会うこと以外何の目的もなかったのならば、それも良しだろうが・・・。腹の中は煮えくり返っているはずだ。
韓国政府・朴大統領は、隣国の首脳がわざわざ訪韓しており、最低、礼と節は持ち合わせるべきだろう。

2国間首脳会談を終えた安倍首相は、韓国の記者たちをシャットアウトして、日本の記者団を対象に記者会見を行った。
安倍首相は記者会見後、仁寺洞にある韓定食レストランで10人前後の駐韓日本経済人らと昼食をとった。メニューは韓牛カルビで1時間半程度の食事だったという。その後、在韓日本大使館に赴き、午後3時35分にソウル空港から政府専用機で帰国、滞在時間は一泊2日の約28時間だった。

<明治遺産登録の屈辱再び>
  今回の首脳会談の事前交渉は、明治遺産登録申請とまったく酷似している。韓国の尹長官(外相)が訪日した際、日本側の外交当局は、尹長官が登録申請に理解をしてくれたと勝手に思い込んだ。ユネスコの決定会合では、韓国側は大量に会合に送り込み、戦時中の強制労働施設だと理事各国の代表に対してロビー活動を展開、結果、決定会合は繰り延べされ、大幅な妥協により登録されることになった。明示遺産登録は多くが民間施設であり、企業は困り果てた。
 この経過とまったく同じ屈辱を韓国政府から今回の首脳会談で日本政府は受けた。これは駆け引きさえできない外交当局の無能・無力の結果といえよう。
 こうしてみると、外交のシナリオ作りは、韓国側が1枚も2枚も上手のようだ。

日本の外交当局も中国側の動向など大局を見ず、日韓間の些細な問題を、事前の打ち合わせ段階で持ち出すなど、力量不足も甚だしいものであった。一事が万事、こうした韓国側の思う壺の中に嵌められた今回の屈辱の安倍首相の韓国訪問と日韓首脳会談であったようでならない。
 やはり韓国で朴政権が続く限り、1000年日韓間の雪解けは叶わぬようだ。
 

[ 2015年11月 4日 ]
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