アイコン 追報:久住高原ゴルフ倶楽部の「ニューグリーンステイくじゅう」(大分県)/民事再生申請

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ゴルフ場や久住高原コテージ経営の(株)ニューグリーンステイく じゅう(大分県竹田市久住町白丹3866、代表:飯田昌義)は11月4日、申請処理を内田健弁護士(電話097-534-5514)ほかに一任して、大分 地方裁判所へ民事再生法の適用申請を行い、保全処分を受けた。監督員には松田健太郎弁護士(電話097-535-1515)が選任されている。

負債額は約63億円(うち預託金償還債務約40億円)。
 
同社は平成元年9月に滞在型リゾート施設の建設を目的として、地元自治体のほか、大手企業、地元企業などが出資して設立された。
しかし、バブル崩壊後の環境悪化から事業主体企業が撤退を表明したため、県内企業や金融機関が株主となって事業を継続した。
平成9年7月、ゴルフ場「久住高原ゴルフ倶楽部」のオープン、「久住高原コテージ」、「久住高原オートキャンプ場」も併営し、会員数は2537名を確保した。

しかし、長引いた不況のためゴルフ人口の減少や厳しい気象条件による稼働日数不足などで売上高では費用がまかなえず、近年は赤字経営が続いていた。
このため平成19年には会員の協力を得て、預託金の償還を延期して事業を継続していた。
だが、その後も業績は改善されず、平成27年3月期の売上高は2億円、▲約5千万円の赤字を計上して、先の見通しが立たないため今回の措置となった。
以上、

2億円の売上高では、従業員の経費やコースメンテナンス費用をまかなうことは困難、今回の民事再生申請で預託金証書を紙切れにしたとしても、ゴルフ場の経費の支払いとコースの維持管理ができるか不明なところが大きすぎる。

ゴルフ場の場所もJR由布院駅から車で約1時間もかかり、ゴルフする人も限られる。「久住高原コテージ」を核に、都会の金持ちの高齢者の長期滞在型療養施設か会員制の別荘にして、再起を図ったらどうだろうか。そうした事業会社に経営を委ねるしかないだろう。金持ちの高齢者は健康管理のため、別料金を支払ってもゴルフする人が結構多い。


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 会社概要
社名
株式会社 ニューグリーンステイくじゅう
本社
大分県竹田市久住町大字白丹3866番地
代表
代表取締役社長 : 飯田 昌義
設立
平成4年10月30日
資本金
188,000,000
事業内容
●久住高原ゴルフ倶楽部 18H
●久住高原コテージ(85室 温泉・温泉棟・自然体感コース設置)
●久住高原オートビレッジ(150区画 管理棟など併設)

 

[ 2015年11月 5日 ]
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