VW不正 CO2不正80万台のうち43万台は2016年モデルだった
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は14日までに、新たに80万台発覚した二酸化炭素(CO2)排出量の不正は、うち約43万台が最新型の2016年モデルだと発表した。
最新の2016式車種はいずれも小型車。
VWブランドの「ゴルフ」「ポロ」などが28万1600台、
高級車アウディは1万5700台。
VW傘下のシュコダ(チェコ)が8万3200台、
セアト(スペイン)が3万2100台などだった。
80万台のうち、9万8千台がガソリン車としているが、
ブランド責任者、ヘルベルト・ディース氏は13日、ディーゼル車の排ガス試験や二酸化炭素(CO2)排出量証明の数値操作以外に新たな不正があったとする証拠は見当たらないと述べた。
同氏によると、ドイツ国内では受注が増えているが、南欧や英国、他の一部海外市場から受注は落ち込んでいると明らかにした。西欧でのディーゼル車販売の一時禁止などが響いているとしている。
VWブランドの10月販売台数は▲5.3%減の49万台だった。
なお、欧州規制は燃費基準はなく、CO2の排出量を基準としており、CO2の不正は即燃費に直結することになる。
以上、
いまどき、全世界の販売データや在庫管理は、一元管理されていると思われるが、チンタラチンタラ小出ししている。
米EPAが3.0ℓのディーゼル車も不正が行われているとして車種を公表したが、VWは、不正はないと反論したものの、その根拠などその後一切、発表していない。
ドイツ国民は、過去、森林が酸性雨で枯れ禿山になるなどして環境にうるさい国民だと思っていたが、VW車が売れているといい、意外とそうでもないようだ。
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