アイコン 脂質燃やす「褐色脂肪細胞」活発化経路発見 広島大の浅田梨絵研究員らのチーム

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脂質を燃やす働きを活発にする細胞内の新たな経路をマウスの細胞を使って見つけたと、広島大大学院の浅田梨絵研究員(生化学)らのチームが16日発表した。
成果は英科学誌電子版に掲載された。
 人の褐色脂肪細胞は首や肩の辺りにあり、脂質や糖質を燃やして熱を生む。
チームは、褐色脂肪細胞の詳しい仕組みが分かれば、新薬開発など肥満治療に役立つ可能性があると説明している。
 チームによると、褐色脂肪細胞では「UCP1」というタンパク質が脂質などの燃焼を担う。脳は寒さを認識すると、褐色脂肪細胞に熱を出すように指示する。

脱共役タンパク質(英:Uncoupling protein、UCP)は、酸化的リン酸化のエネルギーを生成する前に、膜間のプロトン勾配を浪費することができるミトコンドリアの内膜のタンパク質である。
哺乳動物では5つのタイプが知られているが、CP1:サーモゲニン(en:Thermogenin)は、褐色脂肪細胞にのみ存在する。
ノルアドレナリンが褐色脂肪細胞上のβ3受容体に結合するとUCP1が生成され、ミトコンドリアで脱共役が起こり、熱が産生される。

日本人を含めた黄色人種ではβ3受容体の遺伝子に遺伝変異が起こっていることが多く、熱を産生することが少ない反面、カロリーを節約し消費しにくいことから、この変異した遺伝子を節約遺伝子と呼ぶことがある。

ノルアドレナリン(英: noradrenaline)は、は、シナプス伝達の間にノルアドレナリン作動性ニューロンから放出される神経伝達物質や、副腎から血液に放出されるホルモンとして機能する。また、ストレス・ホルモンのうちの1つであり、注意と衝動性 (impulsivity) が制御されている生物の脳の部分に影響する。アドレナリンと共に、この化合物は闘争あるいは逃避反応を生じさせて、心拍数を直接増加させるように交感神経系を動かし、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の素早さを増加させる。

褐色脂肪組織(英:Brown adipose tissue、BAT)または褐色脂肪は哺乳類で見つかった2つのタイプの脂肪または脂肪組織の1つ。もう1つのタイプは白色脂肪組織である。
褐色脂肪組織は、新生児や冬眠動物では特に豊富である。
その主な機能は、動物や新生児が体を震わせないで体の熱を生成することである。単一の脂肪滴が含まれている白色脂肪細胞とは対照的に、褐色脂肪細胞は、鉄を含んでおり、それが茶色を呈し、多数の小さな液滴とはるかに多い数のミトコンドリアが含まれている。
褐色脂肪組織はほとんどの組織よりも多くの酸素を必要とするため、褐色脂肪組織はまた、白色脂肪組織よりも多くの毛細血管が集まっている。
ノルアドレナリンが褐色脂肪細胞上のβ3受容体に結合すると、UCP1(脱共役タンパク質)が生成され、ミトコンドリアで脱共役が起こり、熱が産生される。動物の冬眠時に良く見られる運動に伴わない熱産生の手段である。
以上、

メタボ対策薬が作製されるかもしれない。
肥満体の人の多くは偏った食事にあるとされ、アメリカ人では一番良くフライドポテトばかり食べているという。
カロリーも取り過ぎはメタボ原因だろうが、バランスよい食事に心がけ、適度な運動をすれば、それ自身がメタボ対策となっている。
歩くだけでもメタボ対策の運動になる。ゆっくり・普通・急ぎ足での歩行でも十分エネルギーを消費し、汗をかき、足腰も強くなる。

[ 2015年11月17日 ]
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