アイコン VW排ガス不正 地域別売上高と欧州 これまでの図解

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9月18日に米EPAが放ったVW排ガス不正問題(不正プログラムほDefeat Device搭載)、VWは1100万台が対象となり、さらに11月4日、ガソリン車含む80万台が検査不適格車両として発表した。80万台の中には排ガス規制値を通すため、エンジンオイルに軽油を混ぜ検査に合格させていたという信じられないほど同社の品質管理に問題があることを露呈させた。

 中国経済の低迷や3月に中国国営放送による修理費用のボッタクリ現場の放映がなければ、上半期だけで見た場合、すでに世界販売台数は世界一になっていたことから、今年こそ通年でも世界一の販売台数になり、世界の頂点に立つところだった。しかし、今回の排ガス不正問題・・・。

VW

 
<世界一の自動車サブメーカーのボッシュが作成した不正プログラム>
ボッシュが作成した不正プログラム、ボッシュは開発時用として提供していたといい、販売用車両に搭載したら違法になると通知していたという。そもそも車両開発時にそのようなプログラムが必要なのだろうか。何か解せない。ましてや、VWが販売用車両に搭載していたことを知っていた可能性も高い。
 
VW
 
VW-G 不正ソフト搭載「EA189型」TDIエンジン                            各国販売状況 2015.10.18現在
/万台
VW-G
VW
Audi
ショコダ
 
 
 
 
 
ドイツ
240.0
 
 
 
英国
119.0
50.8
39.3
13.1
フランス
94.8
60.0
19.0
6.5
スペイン
68.4
 
 
 
イタリア
65.0
 
 
 
ベルギー
50.0
 
 
 
オーストリア
36.4
 
 
 
スイス
13.0
 
 
 
ルクセンブルグ
4.0
 
 
 
ほか欧州
159.4
 
 
 
欧州計
850.0
 
 
 
米国
48.2
 
 
 
韓国
12.1
9.2
2.8
 
オーストラリア
10.0
 
 
 
 ほか計
179.7
 
 
 
総計
1,100.0
 
 
 
・中国は輸入車のみが対象、VWの中国生産車はガソリン車のみ。欧州全体で問題車両は800万台とVWが発表している
 
<ドイツ人のVWに対する危機バネ発揮>
環境に対して厳しいと思われていたドイツ国、主力産業である自動車業界、その主力企業のVWの排ガス不正問題に、9月一時的に販売台数が減じたものの、10月は急回復させるなど、経済あっての環境問題だったことを確認した。これは中国政府の環境政策とあまりにも似て驚くばかりだ。
今後、VWではリコール等が進められるが、排外ガス規制をクリアするためには、多くのハードの付け替えなどが発生してくるものと見られる。
また、ドイツ技術神話を高めている中国では、同国で製作している車両が全車ガソリン車であるためか、10月の販売台数はマイナスどころか逆にプラスとなっている。大気汚染がひどい中国では、VW排ガスD車不正の心理的な影響はまったく受けないことを立証した。
 
VW
以上、ロイター図参考
[ 2015年11月25日 ]
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