どうなっているＮＩＰＰＯＮ！！　杭工事に続き、橋梁耐震化工事不正。

国交省と厚労省は４日、高速道路や国道に架かる橋の落橋防止装置の部品に溶接不良があった問題で、11月末現在で、香川県と長崎県を除く４５都道府県の５５６橋で溶接不良が確認されたと発表した。うち、４００橋で不正な手抜き工事があったという。

溶接不良があったのは、橋の道路部分をワイヤで土台につなぐ部品。高速道路や国道での過去１０年間の工事に３６２社が納品しており、国や元請け会社が各地の部品を超音波装置で調べたところ、１２４社の部品に溶接の隙間が見つかった。
１２社では担当者が一部の工程を故意に省く不正があり、部品は３１都道府県の４００橋に使われていた。残りは担当者の工事ミス（技術や知識不足）で不具合が生じたという。

　当問題は、福井市の久富産業が納品・施工した京都市内の勧進橋で、橋梁落下防止装置の溶接不良が見つかり、その後、不正と断定され、関西の各地で同様な問題あることも発覚、強度検査機関である（株）北陸溶接検査事務所も問題を見過ごしたか、加担したかと疑われている。