アイコン 日銀黒田丸 市場に不発弾撃ちこむ 500円高、終わってみれば886円の暴落

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黒田豆鉄砲日銀黒田丸が再び市場の意表を突いた「バズーカ3」を打ち込んだものの不発に終わった。

上場投資信託(ETF)の新たな買い入れ枠設定など量的・質的金融緩和(QQE)の強化策を打ち出したものの、マネタリーベースの目標額は据え置き。
市場は、追加緩和なのかどうか迷い、日本株やドル/円<JPY=EBS>は乱高下した。
日本経済に与える効果も疑問視され、金融政策の手詰まり感がより鮮明になってしまったとの指摘が市場で広がっている。

10年ぶりとなる米利上げを無難に通過し、「今回の日銀決定会合は現状維持」(邦銀ストラテジスト)と決め込んでいた市場には、再び大きなサプライズとなった。
黒田東彦日銀総裁が「物価の基調は改善している」との発言を繰り返していたことなどから、今回、何かあるとみていた市場関係者はほぼ皆無だった。

日銀は今回、年間80兆円の国債買い入れを柱とする従来の「量的・質的緩和(QQE)」は維持した格好で、保有国債の年限長期化(7~10年から7~12年)、REITの買い入れ限度額緩和(一銘柄当たり発行残高の5%から10%)などを打ち出した。

日銀の巨額国債買い入れで金融機関の担保が不足しているのに対応し、外貨建て証書貸付債権の適格担保化や、住宅ローン債権の一括担保としての受け入れも行う。
既に日銀はQQEで年間3兆円のETF(上場投資信託)を買い入れているが、今回新たに設備・人材投資に積極的な企業の株式を対象としたETF(当初はJPX日経400連動ETF)を年間3000億円買い入れる枠を来年4月に設定する。
日銀は、バブル崩壊後の局面で買い入れた銀行保有株を来年4月以降、売却を始める予定だが、その売却額(年3000億円)と合致する。
以上、
さすが、日銀黒田丸はTPOをわきまえず、株式市場にバズーカ砲を打ち込んだものの、最大瞬間風速500円、バズーカ砲は放たれたものの、不発弾だったことから、何じゃこりゃと一瞬のうちに急落どころか、18日のそれまでの株式市場動向を大波乱に陥らせ、暴落させてしまった。

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<2015年12月18日の東証ドキュメント>
始値:19,320.46円
午前中は前日比若干の前日比下落で推移していた。
バズーカ砲打ち込み情報:19,869.08円まで一気に跳ね上がった。
バズーカ砲の弾が不発弾だったことが判明:18,982.25円まで一気に暴落
日銀の大砲は不発弾以上のものはないと黒田丸に失望して暴落した。その後、反動上がりもなく、終値は、18,986.80円で取引を終えた。
実に886.83円も上げて下げを演じてしまった。
(何を血迷ったか証券市場の取引時間中に、米金利上げ決定直後の最高に神経質になっている市場に向け発表するとは、何を考えているのだろうか)

米FRBのように金利を上げるぞ上げるぞと何年にもわたり吹聴。当然、米国民や企業および新興国の為替などに免疫を養わせるに必要な措置でもあった。
昨年9月末日銀黒田丸と政府は連動して、バズーカ砲と年金基金の証券買入枠の大幅増の巨砲を撃った。その結果、超円安へ急加速(対ドル円が105円から120円へと超円安を演出した)、株式市場も年金基金の十数兆円の買入枠増に2万円の大台を軽く超えるほど活況を呈した。
今回の線香花火のような黒田丸のバズーカ砲、それも不発弾。もう黒田丸に巨砲もミサイルも残されていないようだ。手の内まで見せてしまった。


 

[ 2015年12月19日 ]
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