アイコン 富士重工 350億円国に勝訴 調達打ち切りの戦闘ヘリの費用 アパッチ62機予が13機で損失

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陸上自衛隊の戦闘ヘリコプター納入を巡り、 防衛省の調達打ち切りで初期費用を回収できなくなったとして、富士重工が、国に約350億円の支払いを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長) は16日付の決定で、国の上告を退けた。国に全額の支払いを命じた2審・東京高裁判決が確定した。

 判決などによると、防衛省は2001年、戦闘ヘリ「AH64D」(アパッチ・ロングボウ)計62機の導入を決定し、ライセンス製造事業者に富士重工を選定した。

富士重工は、製造元の米ボーイング社にライセンス料などの初期費用を支払った。しかし、同省は02~07年度に計10機を調達しただけで発注を打ち切り、富士重工に分割払いしていた初期費用分の支払いも中止。富士重工は未払い分約350億円の支払いを求めていたが、防衛省は知らん顔して、富士重工が訴訟を起こしていた。(その後3機導入され計13機が納品されている)

伏魔殿の防衛省は、こうした訴訟を生理的に嫌い、次の発注となる2012年3月発注の多用途ヘリ「UHX」については、富士重工は無視され、川重に決定している。・・・汚い政治の世界はこういうのが現実だ。

アパッチ

[ 2015年12月18日 ]
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