アイコン 年金基金7~9月の運用損失▲7.8兆円赤字 08年以降最悪 GPIF

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年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)11月30日、7~9月の運用損益を発表した。
国内株式 ▲4兆3,154億円の赤字
外国株式 ▲3兆6,552億円の赤字
国内債券     3,022億円の黒字
外国債券     2,408億円の赤字
合計して ▲7兆8,899億円の赤字
となった。なお、収益率は▲5.59%の赤字(4~6月は1.92%の黒字)。

9月末の運用資産額は135兆1,087億円。(6月末は141兆1,200億円)

年金積立金全体の資産構成割合は、
国内株式21.35%
外国株式21.64%
国内債券38.95%
外国債券13.60%
となっている。

株価下落局面で年金資金が買い支えすれば、米ハゲタカ・ヘッジファンドの食い物にされ、資金はいくらあっても足りなくなる。効果的な対応は運用を一時的に休むことだろうが、それができない政治的な宿命を帯びている年金資金でもある。
(中国上海総合指数の株式暴落過程における国家当局による買い支えが、なんと無力であったことか・・・今年6月12日5,166ポイント⇒8月26日2,927P⇒11月30日3,445P)

眼下、日本の輸出の19%を依存する中国経済の低迷を受け、その影響が今期下半期から現実味を帯びてくる。今期3月決算を控え、更なる超円安政策で水脹れ利益を企業にもたらさせるのだろうか。そうすれば、株価も企業の利益が維持・向上し、それを反映し株価も2万円を余裕で超えてくるだろう(逆作用として穀物等輸入物価がまた上がる)。
年金基金の運用利益は、現行、日銀黒田丸に一任されているようだが、その先がまったく見えてこない。
年金基金の資金は巨額なだけに、大型株しか購入できず、日経平均と連動した収益構造となってしまう。上がり続けることは歴史が証明している。

年金
 

[ 2015年12月 1日 ]
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