アイコン 妥協か決裂か 最終局面を迎えた慰安婦問題/結果次第で政権瓦解へ

スポンサード リンク

冷めた安倍首相とご満悦の朴大統領日韓双方が、今年も残り少なくなってから元従軍慰安婦問題で土壇場の交渉に入ったのは、双方の意向が関係している。今年が日韓国交正常化50周年であることだろう。

11月の日韓首脳会談で双方が「慰安婦問題の解決に向けた協議の加速」で合意したのもその延長線上にある。双方は11回にわたる局長級協議のほか、両首脳の側近である谷内正太郎・国家安全保障局長と青瓦台のイ・ビョンギ秘書室長とが水面下で接触を続けてきた。

 安倍首相の特命を受けた岸田外相が、どんな妥協案を打ち出すか注目されている。慰安婦問題で最大の争点は、日本が国家責任を認めるか否か。
また、保障については、日本はこれまで1965年の韓日基本条約で全ての法的責任は果たしている。そのためアジア基金からの支出では、「お詫び金」として支払っている。

双方はこれまでの協議で、日本政府の予算で元従軍慰安婦に対する「医療・福祉支援を拡大」し、日本の首相と駐韓大使がそれぞれ「手紙と訪問を通じて謝罪を表明」する案で一定の歩み寄りを見せたとされる。

日本政府が、元従軍慰安婦支援に使う予算の「名称」についても、両国の協議が続いているという。

前回のアジア女性基金創設は、韓国の金泳三大統領との交渉において、妥協の産物として設けられた。

当時、日本政府が一番危惧したのは、従軍慰安婦そのものは、当然ながら日本国内の女性が数限りなく多く、日本の彼女らが補償を求めてきた場合、対処しなければならないことを回避するためだった。

 

村山談話以後へ回帰への懸念

しかし、結果次第では強固な保守層に支えられた安倍政権の瓦解も大いに考えられる。

村山談話から始まった永遠に謝罪する国へと戻るのか、それとも戦後70年談話で語られたような、正常な国家関係を構築するのか。

おそらく、日韓関係修復に圧力をかけているのは創価学会率いる公明党やパチンコ議員らであろう。

今回の慰安婦問題決着は、日本の重大な岐路にあるといっていい。

ここで選択を間違えれば安倍政権は確実に瓦解し、終焉へ向かう可能性が高い。

是非、70年談話で語られた志を反故にするようなことにならないようにお願いしたい。

日韓関係が冷え切っていた数年間は、一般国民にとって何の問題もなかったのだから。

 

 

 

 

[ 2015年12月25日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
節目を迎えた日本の「経済と株価」 その要因(12/25 09:00) 2015:12:25:09:00:13
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ