アイコン RSウイルス感染症 大阪・関西で大流行 乳幼児の感染要注意 都道府県別発生数表

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大阪府内では、乳幼児が感染すると肺炎などを起こし重症化することがある「RSウイルス感染症」の患者が急増し、11月29日までの1週間に報告された患者数は、今の報告制度が始まってから最も多くなった。

専門家は、今後さらに患者が増えるおそれがあるとして、手洗いやマスクの着用を徹底するよう呼びかけている。
「RSウイルス感染症」は、発熱や咳など風邪に似た症状が出る病気で、秋から冬にかけて流行し、乳幼児が初めて感染した場合は肺炎や気管支炎を起こして重症化し、死亡することもある。
 
大阪府立公衆衛生研究所によると、府内の約200の小児科でRSウイルス感染症と診断された患者は、11月から急増し、11月29日までの1週間では前週より144人多い724人となった。
これは、1週間の患者数としては、12年前に今の報告制度が始まってから最も多かった前年12月を上回り、過去最多となった。
RSウイルス感染症の流行は例年、12月から1月にかけてピークを迎え、患者は今後さらに増えるとみられる。
RSウイルスは、0歳から1歳までの乳幼児が初めて感染した場合、重症化するおそれがある。症状はくしゃみや咳、鼻水など風邪に似ているものの、症状が出て数時間後に突然、呼吸状態が悪くなり、重症化することもある。この時期、乳幼児でかぜの症状が出た場合は、早めに医療機関を受診する必要がある。
 なお、下記表が示すとおり、関西圏で急増している。
 
★RSウイルスは、
患者のくしゃみや咳などをほかの人が吸い込む飛まつ感染、
子どもを抱っこしたときなどの接触感染で広まる。
大人は、感染しても軽い症状しか出ない場合があり、感染に気付かないまま乳幼児に接触するなどしてうつしてしまうおそれがある。
特に乳幼児がいる家庭や施設では、手洗いやマスクの着用を徹底すること。
 
 
RSウイルス感染者発生患者数/国立感染症研究所版
 
44週
47週
 
48週
 
10/26~11/1
11/16~11/22
増減率
 ~11/29
総 数
4,740
6,687
41.1%
 
北海道
364
499
37.1%
 
青森県
75
84
12.0%
 
岩手県
71
118
66.2%
 
宮城県
224
145
-35.3%
 
秋田県
63
101
60.3%
 
山形県
174
135
-22.4%
 
福島県
237
257
8.4%
 
茨城県
94
192
104.3%
 
栃木県
147
216
46.9%
 
群馬県
93
138
48.4%
 
埼玉県
198
291
47.0%
 
千葉県
141
137
-2.8%
 
東京都
357
335
-6.2%
 
神奈川県
213
190
-10.8%
 
新潟県
184
157
-14.7%
 
富山県
57
128
124.6%
 
石川県
69
102
47.8%
 
福井県
69
146
111.6%
 
山梨県
26
26
0.0%
 
長野県
57
214
275.4%
 
岐阜県
67
137
104.5%
 
静岡県
87
117
34.5%
 
愛知県
214
354
65.4%
 
三重県
88
119
35.2%
 
滋賀県
18
67
272.2%
 
京都府
44
112
154.5%
 
大阪府
351
580
65.2%
724
兵庫県
133
266
100.0%
 
奈良県
64
126
96.9%
 
和歌山県
10
34
240.0%
 
鳥取県
71
148
108.5%
 
島根県
50
64
28.0%
 
岡山県
52
50
-3.8%
 
広島県
96
206
114.6%
 
山口県
62
92
48.4%
 
徳島県
61
63
3.3%
 
香川県
29
136
369.0%
 
愛媛県
34
110
223.5%
 
高知県
47
24
-48.9%
 
福岡県
110
133
20.9%
 
佐賀県
20
18
-10.0%
 
長崎県
19
16
-15.8%
 
熊本県
55
63
14.5%
 
大分県
6
11
83.3%
 
宮崎県
25
23
-8.0%
 
鹿児島県
12
5
-58.3%
 
沖縄県
2
2
0.0%
 

 

[ 2015年12月 4日 ]
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