アイコン いまさら? 長崎新幹線 「平成34年開業は無理」 フリーゲージトレイン現状失敗

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九州新幹線長崎ルートは、平成34年度より前倒しして開業することを目指してき たが、導入を検討している「フリーゲージトレイン」の新型車両に問題が見つかり走行試験ができない状態が続いているため、国交省は平成34年度の開業は現 状では困難だという考え方をまとめたことが分かったと報道されている。
福岡県の博多駅と長崎駅を結ぶ九州新幹線長崎ルートは、線路の幅が違う新幹 線と在来線の両方を走行できるように左右の車輪の幅を変えることができる「フリーゲージトレイン」という新型車両の導入が検討されており、平成34年度の 開業を目指して車両の耐久性を評価するための走行試験が行われていた。
しかし、昨年、60万キロ走行予定で走らせた試験車両は3万キロ走ったところで複数の台車の車軸付近に傷などが見つかったため試験を中断し、国交省などは原因の調査や改善策の検討を行ってきた。

その結果、車軸の構造に問題があることが分かり、国交省は、走行試験の再開が早くても来年後半になり、車両の量産が間に合わないなどとして平成34年度の開業は現状では困難だという考え方をまとめたことが分かった。

九州新幹線長崎ルートの開業時期を巡っては、政府・与党が今年1月に平成34年度よりもできるかぎり前倒しを目指すことを決定していたが、国交省は今後、沿線の佐賀県や長崎県などと協議をしながら開業時期を検討することにしている。

在来線と30分も変わらない九州新幹線長崎ルートは、安上がりに作るため、福岡県の博多から佐賀県の新鳥栖までは既存の新幹線線路を利用、新鳥栖~武雄温泉までは在来線線路を利用、武雄温泉~長崎駅までをフル規格の新幹線を新たに建設しているもの。

博多からの距離は143キロ、新幹線と在来線を走ることができる日本初の「高速用フリーゲージトレイン」を活用することになっている。新武雄温泉~長崎駅の区間の工事は、トンネルを中心に工事が進んでいる。

博多~長崎間を30分短縮するため造られている長崎新幹線、乗り換えでもしたらその時間短縮も水泡に帰す。

[ 2015年12月 4日 ]
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