アイコン 中国輸出5ヶ月連続の減少▲6.8%減、輸入は▲8.7%減

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中国税関総署が8日発表した11月の貿易統計は、輸出が前年同月比▲6.8%減 となり、減少率は市場予想の5.0%を上回った。10月は▲6.9%減だった。マイナスは5ヶ月連続。輸入は同▲8.7%減。10月は▲18.8%減だっ たことから大幅に改善されている。マイナスは13ヶ月連続。
貿易収支は、541億ドルの黒字となった。黒字額は過去最高だった10月の616億4000万ドルからは減少した。
中国政府に一段の内需刺激策を求める声が強まりそう。

経済ジャーナリストは、
コ メルツ銀行シンガポールのエコノミスト、チョウ・ハオ氏は、「中国の貿易統計は引き続き低調で、2015年通年の貿易総額は14年の3.7%増に対して ▲8%減となりそうだ。商品需要を押し下げている製造業のレバレッジ解消過程を反映していることは明らかだ」と指摘している。

キャピタル・エコノミクス(シンガポール)のジュリアン・エバンス=プリチャード氏は、11月の輸入は人民元ベースで前年比▲5.6%減だった。ドルベースでは▲16.6%減であることを示唆しており、10月の▲18.8%減からマイナス幅は縮小した。
最近の緩和政策が状況改善につながった可能性を示す兆候。11月の輸入は季節調整済みの前月比で6.8%増となっており、2年強ぶりの増加幅となっている。

キャピタル・セキュリティーズ(北京)のエコノミスト、WANG JIANHUI氏は、輸出は年末までに約1%増とプラスに転じるとこれまで予想していたが、11月の貿易統計を踏まえると、見通しの下方修正が必要かもしれない。
中国の景気刺激策は、貿易の下振れ傾向を抑える効果しかなかった。貿易の底上げにはつながっていない。流動性が引き締められていることを踏まえると、政府が現時点で貿易支援のためにとれる策はほとんどない。年内にもう一度利下げがあるかもしれない。
以上、ロイター

こうした中国の貿易収支だが、上海総合指数は、前日比▲0.96%、▲34.01P安の3502.92Pあたりで推移している(日本時間14時33分現在)。
 原油安が一巡するのは来年1月、2月からでも輸入が増加に転じない限り、日本は中国からのPM2.5スモッグ攻撃で空気を悪化させられる季節になり、輸出不振も続けば、さらに暗くなる。
 戦艦日銀黒田丸のバズーカ砲は、2年先2年先を連発しているが、砲弾はまだ残っているのだろうか。

[ 2015年12月 8日 ]
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