アイコン 11月の造船受注 中国勢が8割受注

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 英クラークソンによると、 11月の受注総量は、182万CGT(標準貨物船換算トン数)で71隻、中国が8割に当たる146万CGTを受注、韓国勢は約8万CGTだった。日本勢は蚊帳の外だった。
  韓国勢の勢いが完全に止まっているのは、韓国の造船業界の造船大手3社が、見境なしに受注した結果、現在に至り多額の損失を出し、いずれも構造調整を進め ている上、受注確保よりも収益性を重視しているため、受注残高は、当面小幅な増加にとどまると見られている。金融機関も選別受注を強化させている。
 船舶の世界発注量は、世界経済が低迷する中、原油安・資源安などの大幅安により、大幅に減少し続けている。
 中国勢は、国内経済の不振から鉄鋼業界が過剰生産になっており、主材料である鋼板価格が急落、船舶の受注競争力が増している。

中国の鉄鋼業界は、政府も団体も構造調整能力を有しておらず、生産も価格も市場任せとなっており、余剰生産分(年間1億トンとも2億トンともいわれている・・・日本の年間生産量1億トン)が、安価に東南アジアはじめ世界へ輸出され、世界の鉄鋼業界を震撼させている。

 

[ 2015年12月14日 ]
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