猫が市長に/ロシアで非公式市長選挙実施 スコティッシュフォールド
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汚職や縁故主義にうんざりした気分が住民の間で広がっているロシア・シベリア地方の都市バルナウルで非公式の市長選が行われ、生後18ヶ月のスコティッシュフォールドのネコが人間の対立候補らに大差を付け、脚光を浴びている。
投票は、ロシアの人気SNSサイト「フコンタクチェ」の「アルタイオンライン」のページで今月に入って始められ、モスクワの東約3600キロに位置する人口70万人のバルナウルで注目を集めた。
市の汚職スキャンダルによる市民の政治離れと憤りが追い風となり、15日までに投じられた5400票以上のうち91%近くをネコの「バルシク」が獲得したという。
「みんな、誰を信じていいのか、もう分からなくなっている」。地元で年金暮らしをしているエフゲニー・クズネツォフさんは、バルシクが人気を呼んでいる理由について説明。「当局の人間は信頼できないという結論に達したんです」と。
「アルタイオンライン」での投票の主催者の一人は、市内中心部に「バルシクに投票しないのはネズミだけ!」と書いた看板を設置する資金を集めるためにクラウドファンディングを始めており、これまでに1400ルーブル(約2400円)が集まったという。
以上、AFP
[ 2015年12月17日 ]
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