不思議な都城市百条委員会の行方
投稿者=新燃岳
「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、また何事も付け加えないことを誓います」
2014年7月8日、第1回の新燃岳降灰収集運搬業務詐欺事件等調査特別委員会(黒木優一委員長)が開催されてから約1年6カ月、これまで44回開催され、上記のように宣誓を行い30人(延べ55人)が証人喚問されている。
今回の都城市議会の百条委員会が特異とされているところは証人として召喚されている証人の中には既に逮捕されたり起訴されている証人も含まれているという異常さである。
そもそも今回の44回、約1年6カ月に及ぶ都城市議会の百条委員会が異常なら、それを報道するマスコミも現在公判審理中の元会社役員等を実名で報道するなど異常というか何らかの別の意図をもった悪意すら感じられる。
この調査特別委員会が不思議で不条理なところは、現在公判審理中で結審もしていない中で証人尋問が行われていることである。ただでさえ証人尋問は慎重の上 にも慎重を期して臨まなければならない事は常識中の常識であり、検察や警察が有する「捜査権(刑事訴訟法189条)」とは違い、あくまでも地方自治法の 「調査権」だということである。
一部の利権に塗れた灰色議員の中には自らが警察官か裁判官にでもなったような錯覚やら勘違いを起こし、証人に対して強圧的な尋問を行っている灰色で利権な議員までいると囁かれている。勿論、議会の調査権も議員の監視機能も大事だが、もっと大事な事は調査権よりも証人一人一人の『人権』だということを忘れてはならない。
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