アイコン 中国やっと構造改革に本腰か? 不採算企業の統廃合

スポンサード リンク

中国中央政府は、これまでに何べんも不採算会社の統廃合や構造改革が決定してきたが、現 場では一向に中央政府の指示は実行されず、不採算会社から大量に生産された鉄鋼などが格安で世界にばら撒かれ(輸出)、世界の産業構造を歪なものにしてい る。それほど、国営企業をはじめとする産業と地方政府は緻密な関係にあり、中央政府のこうした決定は、世界やEUに向けたプロパガンダに過ぎないようだ。 (EUは中国製コンクリ補強鋼材についてダンピングの事前調査に入っている)

中国は来年の経済運営の方針を決める「中央経済工作会議」を開催、経済発展の質を高めるため、採算の採れない企業の再編を加速するなど構造改革を強力に進めていく方針を決定した。
北京では21日までの4日間、習近平国家主席や李克強首相など共産党と政府の幹部が出席し、来年の経済運営の方針を決める「中央経済工作会議」が開催された。

会議では来年の経済運営について、経済を発展させるためには質と効率性を高めることが重要だとして、構造改革を強力に進めていく方針を決めた。

具体的には、構造改革の一環として鉄鋼や石炭をはじめ、生産が過剰な業種で採算割れでも経営を続ける企業に対しては、合併などの再編や倒産による淘汰を加速するとしている。

また、企業経営のコストを抑えるため電気料金や社会保険料などを引き下げるほか、全国で大量に余っている不動産の在庫を解消するため、都市に出稼ぎに来ている農民工に対して生活条件の改善を図りながら都市への定住を促すとしている。
そのうえで、構造改革で景気が急激に冷え込まないよう、今後しばらくは安定した成長に向けて積極的な財政出動と減税を強化していくとしている。
一方、来年の経済成長率の目標については、今年の7%程度から引き下げる方向で議論したものとみられる。
以上、

採算が取れない企業のほとんどは全国に16万社もある国営企業、それも大企業が多い。そこから排出されている有毒な煙が世界にばら撒いているPM2.5。
採算が取れている民間製造会社は粗悪品を安価に販売して儲けているのが現実だろう。
煙・排ガスを綺麗にするためには膨大な触媒や還元が必要となり、直接利益に結びつかない膨大な投資が必要となり、すべて後回しにされている。劣悪重油・軽油・ガソリンのように。

 構造改革や整理淘汰には膨大な対策費用が必要だ・・・。下手糞なやり方では、連鎖倒産が相次ぎ、金融機関が持ちこたえられず、国家経済が疲弊することにもなる。しかし、避けて通れない構造改革だ。
 中国では白猫も黒猫もどぶ猫だ。
 

1222_01.jpg
 

[ 2015年12月22日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
東芝 倒産回避の最後のリストラ 大丈夫か(12/22 07:52) 2015:12:22:07:52:11
沖縄県民を不幸と悲惨の道に(12/21 11:23) 2015:12:21:11:23:07
八重山日報仲新城誠編集長インタビュー全文(12/21 07:55) 2015:12:21:07:55:24
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ