アイコン 地球に巨大彗星の衝突リスクは高いと/英天文学者チーム

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1224_03.jpg英天文学者チームは12月22日、地球に天体が衝突するリスクは、広く考えられているより高い可能性があるとの研究結果を発表した。
チームは、遠方の巨大彗星に対する監視の強化を提唱している。

 英バッキンガム大学などの研究チームによると、地球に衝突する可能性のある天体に関する研究の大半は、小惑星帯の天体に重点を置くものだという。
小惑星帯は、地球の隣の外惑星である火星の軌道から、外側は木星軌道までの範囲にほぼ分布する。

 だが、これよりはるかに大きな軌道を持つ「ケンタウルス族」(小惑星と彗星により構成されている)と呼ばれる巨大彗星群が過去20年間で数百個発見されたことで、潜在的な地球衝突危険天体のリストを拡大する必要に迫られていると研究チームは指摘した。
 通常は、直径が50~100キロの氷と塵の塊である巨大彗星は、太陽から最も遠い惑星の海王星をはるかに越えたところを始点とする不安定な楕円軌道を持つ。

 彗星の軌道は、木星、土星、天王星、海王星などの巨大惑星の軌道を横切るため、惑星の重力場によって彗星の進路が、地球の方向に曲げられる場合がある。これは、約4万年~10万年に1回の頻度で発生する。
 巨大彗星は、太陽に近づくにつれて徐々に崩壊する。彗星の破片による特徴的な尾を発生させるこの現象によって「地球への衝突は避けられなくなる」という。

 研究チームは、英王立天文学会の学術誌「アストロノミー&ジオフィジックス」に掲載された研究論文に「これほどの巨大彗星が崩壊すると、最大で10万年間に及ぶ長期間にわたって破片が断続的に地球に降り注ぐと思われる」と記している。
以上、

世界各地に彗星が衝突したと見られるクレーターが存在する。恐竜も彗星の衝突により壊滅したというのが、最近の通説となっている。
地球に衝突すれば影響が出るような彗星は、今ではすべてその軌跡が分析され、地球への衝突の可能性が分析されている。

ただ、巨大彗星が過去、地球にぶつかったことだけは間違いなく、その可能性はある。軍事・宇宙技術の発達で、そうした問題彗星を事前に破壊するシステムも開発中であるが、具体的に完成させるには数百年・数千年を要するものと見られる。
宇宙戦艦大和の波動砲の世界だ。
 

[ 2015年12月24日 ]
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