米大手調査・報道会社のトムソン・ロイターが選出した２０１５年のTop 100 グローバル・イノベーターでは、アジアからの受賞企業が４４社と、昨年に続き、堅調な躍進を見せている。
北米からの選出企業が次に続き３６社。ヨーロッパからは２０社の選出となった。
今年もイギリスからの選出はなかった。これは主に、研究開発における国内総支出（GERD）の低下に起因されているといえる。

【日本が世界をリード】
日本のGERDが３．４７%であるのに対し、イギリスは１．６３%だった。日本は２年連続で最多選出数を記録し、さらに４０社中１５社が５年連続で受賞している。
一方、米国の５年連続受賞者数は１４社だった。
中国は2014年に初めて選出企業があったものの、今年は選出されなかった。他国企業の意匠権や特許権をかつてに特許登録し記録的な数の国内特許を有する中国がイノベーション市場において存在感を示すためには、国際的な特許の拡大が重要な鍵となる。