アイコン 12月の企業物価指数▲3.4%、15年平均は3年ぶり下落

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日銀が14日公表した昨年12月の企業物価指数(2010年=100.0)は101.1となり、前年比で▲3.4%下落した。前月比は▲0.3%下落となった。
前年比の下落幅は、3ヶ月連続で縮小したが、足元では再び原油など国際商品市況が下落し、為替も円高方向で推移しており、企業物価に下押し圧力がかかりやすい状況になっている。

企業物価指数は、企業間で取引される財の価格を合成した指数。企業間の需給や為替、国際商品市況などで変動する。
前年比のマイナスは9ヶ月連続で、前月比は7ヶ月連続。
前月比で最も大きく押し下げに寄与したのはガソリン、軽油、灯油などの石油・石炭製品で、いずれもドバイ原油などの市況下落を反映した。灯油は、暖冬も影響している。
また、銅地金、プラスチック被覆銅線、銅裸線など非鉄金属も下落。中国経済の減速懸念などを背景とした国際商品市況の下落が影響した。

一方、供給の減少や鍋物需要などを背景に、牛肉や豚肉など「農林水産物」は押し上げに寄与している。

全814品目のうち上昇したのは301品目で、下落は402品目となり、下落が上昇を101品目上回った。
同時に公表した2015年の企業物価指数(消費税率引き上げの影響除く)は99.9となり、平均で前年比▲2.9%減となった。
前年比で下落するのは2012年以来、3年ぶり。下落幅は2009年の同▲5.3%下落以来の大きさとなる。
円安の進行で食料品などが上昇したものの、原油など国際商品市況の下落を背景とした石油・石炭製品や電力・ガス料金の引き下げなどが大きく影響している。
以上、日銀と報道参照

企業物価は下がるものの、消費物価は上がっている。いずれ反映されよう。デフレへ。

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[ 2016年1月14日 ]

 

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