アイコン 今春祝いめでたかZMP 春にも上場か 自動運転・ロボット時代 概要と関係会社一覧

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同社と関連する銘柄が年末高騰した。昨年上場するといわれたZMPは11月末、やっと株式分割、いよいよ具体的なタイムスケジュールに入ったかのようだ。
新春の株価は、何をテーマにお祝い相場にするのか、年末から引き続きフィンテック(金融IT融合技術)関連銘柄か、自動運転テクロノジーか、ロボット関連 か、蓋を開けなければわからないものの、円高・原油安・中国・東南アジア経済低迷、ピリッとしない内需、減少傾向の公共投資を受け、主要銘柄が牽引すると は思われない。

ただ、20東京五輪に向け、まだ山も谷もありそうなインフラ、不動産関連銘柄は業績向上により紆余曲折しながら上昇トレンドをたどるものと見られる。
今年は多くの専門家が7月の参院選までを一つのピークとして捉えているが、現実これ以上の円高では、輸出相手国経済の低迷もあり、輸出企業の業績が悪化す ることを意味し、アベノミクス=日銀黒田丸のバズーカ砲による艦砲射撃が3月までには期待され、ピークは参院選前に訪れる可能性も高い。

 ZMPは11月末、いよいよ上場の準備のためか1株を2000株に株式分割している。このことにより3月から5月の間には上場するものと見られる。巷では初値は1万円超の株価が予想されており、出資会社に与える含み益の影響は甚大、実務的にも期待される事業領域だけに同社と合弁事業や共同開発を行っている企業へのインパクトも大きい。そうした企業をまとめてみた。

 

 
会社概要
商号
株式会社ZMP (英文名: ZMP Inc.)
ミッション
Robot of Everything 人が運転するあらゆる機械を自動化し、 安全で楽しく便利なライフスタイルを創造する 。
ビジョン
人型ロボット・ロボカー技術を応用し、総合ロボット会社へ
社名の由来
ZMPとは、ゼロモーメントポイント(zero moment point)の略で動力学的な重心位置のことを意味し、二足歩行ロボットにおいて歩行を実現させる為に最も重要なポイントのことである。
足裏上にZMPが来るように計算され、初めて歩行が実現するように、当社もロボット分野で最も重要な存在になることを目指し、社名とした。
設立
2001年1月30日
資本金
545,790,000
本社
東京都文京区小石川五丁目41番10号
ラボ
第1ラボ アネックス小石川
第2ラボ アネックス神楽坂
テストコース 日本自動車大学校 (成田)
関連会社
株式会社カートモ
 ※株式会社JVCケンウッドとの合弁会社
株式会社ZEG
 ※株式会社ハーツユナイテッドグループとの合弁会社
ロボットタクシー株式会社
 ※DeNAとの合弁会社
エアロセンス株式会社
 ※ソニーモバイルコミュニケーションとの合弁会社
役員
代表取締役社長 谷口恒
 
取締役 今西暢子
 
取締役 西村明浩
 
取締役 三原寛司
 
取締役(社外取締役) 染宮秀樹(ソニー)
 
常勤監査役 佐藤八郎
 
監査役(社外監査役) 淡輪敬三(タワーズワトソン(株))
 
監査役(社外監査役)前川昌之(公認会計士前川昌之事務所
技術顧問
・金出武雄 Takeo Kanade
74年京都大学電子工学 科博士課程修了。
同助教授を経て、80 年にカーネギーメロン大学ロボット研究所に移る。
現在、ワイタカー記念全学教授という チェアー教授職。 
その間、92~2001年ロボット研究所第2代所長。
06 ~12年生活の質工学研究センター長。
日本でも01~09 年産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センター長を兼任。
研究は計算機視覚一般のほか、自動運転車、自律ヘリ コプター,アイビジョン,仮想化現実,一人称ビジョン、細胞画像処理など。    
全米工学アカデミー会員に選出
フランクリン財団フランクリンメダル・バウアー賞,C&C 賞,大川賞,立石特別賞,IEEE ロボット工学パイオニア賞、IEEE PAMIローゼンフェルド生涯業績賞など。
主要取引銀行
三菱東京UFJ銀行 六本木支店 三井住友銀行 神田支店
主な事業内容
1. ADAS(先進運転支援)、自動運転技術開発用プラットフォームRoboCarシリーズ及びセンサ・システムの開発・販売
2. 移動体メーカ(自動車、商用車、建設機械、農業機械、物流搬送機器、屋外作業機械等)向け自動運転等の開発支援、実験代行業
3. 物流支援ロボットCarriRoの開発・販売
4. 大学・企業向け研究用ロボット、ロボット教材
沿 革
2001年1月30日
人間共生型ロボットを開発する世界初のベンチャーとして、有限会社ゼットエムピー設立
2001年6月
有限会社から株式会社へ組織変更
2002年9月
東京都港区三田へ本社移転
2004年11月
東京都目黒区青葉台へ本社移転
2009年6月
東京都文京区小石川へ本社移転
所属団体
カー・ロボティクス調査研究委員会
自動車技術会
スマートコミュニティ・アライアンス
群馬大学次世代EV研究会
ZMP資本推移
2001.1
有限会社ゼットエムピー設立
2001.6
有限会社から株式会社へ組織変更 資本金1250万円
 
この間 8750万円増資
2003、2004年頃
資本金6,000万円に増資
2004.08
 グロービスファンドが増資引受
 
この間 4億1800万円増資
2005.04
資本金269,000,000円
 
この間 2億6334万円増資
2006.08
資本金400,670,000円
 
この間 9994万円増資
2006.12
資本金4億5064万円 資本剰余金4億3064万円
 
この間 9500万円増資
2007.03
資本金498,140,000円 資本準備金478,140,000円
 
この間 1億1210万円増資
2007.04
資本金554,190,000円 資本準備金534,190,000円
2007.11
7億5797万円減資
 
資本金1,000万円(資本準備金:320,403,001円)
 
資本金2,000万円(資本準備金:330,403,001円)
2009.2
資本金3,000万円(資本準備金:340,403,001円)
2013.07
資本金3,000万円 JVCケンウッド合弁リリースより
2013.12
資本金3,250万円 JVCケンウッド出資リリースより
2013.12
3億円の第三者割当増資 1株10万円 引受先:JVCケンウッド1億円、富士エレクトロニクス8000万円、エイチアイ2000万円など
2014.04
インテルが出資、増資後資本金:3億8750万円
2015.02
小松製作所が出資
2015.02
ソニーが出資、増資後資本金:5億3825万円
2015.11.29
1株を2000株に分割(公告)
 
ZMPとの関連会社
関係会社
コード
概要
インテル
 
ZMPに出資
ソニー
6758
ZMPに出資、自動運転車両用センサー・カメラで協業
マクニカ富士
3132
ZMPに出資、富士エレの有価証券報告書 800株保有
JVCケンウッド
6632
ZMPに出資、合弁会社「カートモ」を設立
アートスパーク
3663
ZMPに出資、UI 開発ツールやHMI 開発手法でHMI を共同提案
テクノスジャパン
3666
ZMPに出資、データ解析・人工知能プラットフォームの提供
コマツ
6301
ZMPに出資、建設機械の無人化などで協業
ジャフコ
8595
ZMPに出資
ドリームインキ
4310
ZMPに出資
イノペーション・エンジン
 
ZMPに出資
三井住友トラスト・インベストメント
 
ZMPに出資
NTTファイナンス
 
ZMPに出資
アイサンテクノロジー
4667
ZMP・名大・連携「自動車の自動運転公道実証実験」
萩原電気
7467
自動運転公道実証実験で技術協力
THK
 
物流支援ロボット共同開発と生産支援
マミヤ・OP
7991
ZMPとGPS自律移動ロボ「I-GINS」共同開発
ハーツユナイテッド
3676
ZMPと高度運転技術などを検証する合弁会社
セック
3741
ロボット用ミドルウェアの開発と機能安全
ネクスG
6634
自動車テレマティクス(情報解析)分野共同開発
 (フィスコ)
3807
(ネクスGの親会社)
日本電計
9908
技術商社 ZMP製品の販売契約
DeNA
2432
ロボットタクシー事業で合弁会社
ミズノ
8022
二足歩行ロボットに最適なシューズ・ウエアの共同開発
コマツ
6301
建設・鉱山機械の無人化・自動運転化で協業
FVC
8462
ZMPとの出資関係不明、BBTとは関係解消
エヌビィディア合同会社
 
運転支援システム(ADAS)向け画像処理GPU技術提供
TelemotiveAG
 
自動車ネットワーク技術
日本ナショナルインスツルメンツ
 
ロボカー技術
日本マイクロソフト
 
クラウド、SQL Azureを活用した車両のビッグデータ処理で協業
ベクター・ジャパン
ドイツ
RoboCar® 1/10、RoboCar MVと総合測定ツール「CANape」がXCPにより接続
 
[ 2016年1月 4日 ]
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