アイコン ラムスコーポレーション(株)(東京)/会社更生法決定 UOGグループ会社 1000億円超

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船舶管理会社のユナイテッドオーシャン・グループ(UOG) のラムスコーポレーション(株)(東京都港区愛宕2-5-1、代表:ヴィパン・クマール・シャルマ)とグループの船舶保有会社38社は12月31日、東京 地方裁判所において、会社更生法の適用の決定を受けた。更生管財人には進士肇弁護士(電話03-3580-8551)が選任されている。

同社は、平成27年11月11日に債権者の総合リースの興銀リース(株)子会社により会社更生手続を申し立てられていた。
負債額はグループ会社全社の38社で1000億円超。

UOGは、自動車船、パナマックス、ハンディサイズ、チップ専用船などをSPCで約40~50隻をパナマ、シンガポールなどに保有している。
 ラムスコーポレーションは、シンガポール、パナマで船舶保有SPC(特別目的会社)を束ねる外航船保有大手ユナイテッドオーシャン・グループ(UOG)の1社として、船舶運航管理を行っていた。 
日本では、造船手配などの各種交渉や大手海運会社の船舶代理業務なども手がけ、平成27年3月期には売上高1億円をあげていた。
しかし、景気減速など海運市況悪化による収益低迷から資金繰りが悪化。借入金の返済が進まず、シンガポール、パナマに拠点を置くグループの船舶会社38社とともに債権者から会社更生を申し立てられた。
UOGは、自動車船、パナマックス、ハンディサイズ、チップ専用船などをSPCで約40~50隻をパナマ、シンガポールなどに保有している。

<興銀リースの取立て不能のお知らせ>
(1)相手方の概要
1、相手方(UNITED社)の概要 商号:UNITED OCEAN HULL No.S-1531 S.A.
2、所在地:53rd E Street, Urbanizacion Marbella, MMG Tower, 16th Floor, Panama, Republic of Panam
3、代表者氏名:ヴィパン・クマール・シャルマ
4、事業内容:海運業
5、資本金:10,000 USドル(ヴィパン・クマール・シャルマ氏100%出資)

(2)取立不能又は取立遅延のおそれが生じた経緯
当社が、子会社である特別目的会社Cygnus Line Shipping S.A.(SPC)を通じ、UNITED社に対して平成27年11月11日付で東京地方裁判所に会社更生手続開始の債権者申立てを 行ったことによるもの。
(3)債権の種類および金額
貸付債権 3,668百万円(連結純資産に対する割合:2.97%)
当該貸付契約は、本件SPCとUNITED社間で締結されたものであるが、当社は、当該貸付契約 から生じる収入を返済原資とする非遡及型の融資(ノンリコースローン)を本件SPCに提供している。
(4)今後の見通し
本貸付債権は船舶建造資金であり、本船舶には、本件SPCを第一順位とするパナマ法上の抵当権が設定されている。当社は、当該貸付債権のうち担保等で保全されていない部分に対し、平成28年 3月期に貸倒引当金約7億円を計上する見込みだが、平成27年5月11日公表の通期連結業績予想に変更はないとしている。

[ 2016年1月 4日 ]
 

 

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