アイコン また火災 三菱長崎造船所で客船はもう無理

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三菱重工業長崎造船所香焼工場で11日午後8時35分頃、長崎市香焼町の建造中の大型客船「アイーダ・プリマ」(約12万5000総トン)から出火し、7階部分の約15平方メートルを焼いた。
 出火当時、船内には作業員ら約400人がいたが、避難して無事だった。
 長崎県警などによると、船内で煙が出てスプリンクラーが作動していると警備員が119番した。
右舷側の天井の電気配線付近が焼失していたという。県警と市消防局は12日午前、合同で現場の実況見分を始めた。
 同社によると、この客船は、2011年に米クルーズ大手「カーニバル社」から受注したクルーズ船2隻のうちの1隻で、定員は約3300人。内装の仕上がりなどが要求水準に至らずに納期が3回延期され、人件費などがかさんで三菱側が巨額の損失を出している。
以上、

 受注額の倍返し状態の損失を発生させながら建造中の客船。
 何で、三菱はここまで製造能力が落ちたのだろうか。
優秀な人材を全員ほかの部門にシフトしてしまったのだろうか。
三菱自体が軍事・国費の宇宙産業に特化しようとしており、戦艦や警備艇以外造りたくない様子でもある。元々戦前は軍艦建造を得意としていたが、現在は三菱の神戸造船所が軍艦の製造基地となっている。

 同造船所は2002年10月ダイヤモンドプリンセス号も大火災を起こしていた。さらに、2013年6月、三井商船のコンテナ船(MOL)がインド洋を航行中に真二つに折れ沈没した事件の船舶も同造船所で建造されていた(所有者・荷主から裁判を起こされている)。
三菱重工は長崎造船所の民間船舶建造部門をすでに分社化しており、 近い将来、長崎港から三菱造船所の名前そのものが消えているかもしれない。
今日のザマに創業者も墓の中でオチオチ寝てばかりいられないだろう。

<完成間際の「アイーダ・プリマ」>
<完成間際の「アイーダ・プリマ」>


 

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[ 2016年1月12日 ]

 

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