アイコン 再建中の東芝 NAND増産に新工場建設 5千億円投資 四日市工場敷地内

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東芝が、三重県四日市市の半導体工場に新棟を建てる方針を固めた。半導体大手の米サンディスクとの共同事業で、投資額は計5千億円超になる。
2017年にも稼働し、スマートフォンなどに使われるNAND型フラッシュメモリーの最新型を増産する。

 東芝は、昨年発覚した不正会計問題を受けた業績悪化で、テレビやパソコン事業を大幅に縮小するなど大規模なリストラを進めている。
一方、稼ぎ頭の半導体事業には年2千億円規模の設備投資を続ける計画で、韓国サムスン電子などライバルに対抗する。
 新棟は、いまの工場の隣に建てる予定。地権者や地元自治体と調整に入った。記憶素子を積み重ねた立体的な構造のメモリーを生産する。
電 源を落としてもデータが消えないNAND型は、スマホやUSBメモリーに欠かせない。積み重ねない従来型より大容量のデータを記憶できる最新型は、高機能 のスマホや企業のデータセンター向けに需要が伸びると見込んでいる。記憶容量あたりの製造コストが下がる利点もあるという。
以上、

今や半導体はサムスン天下、スマホの凋落を半導体の利益で稼いでいる。現在も15兆6000億ウォン(1.5兆円)を投資して、韓国の平沢半導体団地に世界最大規模の工場建設に入っている。
NANDは、韓サムスン、東芝、米サンディスク、米マイクロン、韓SKハイニックス、米インテルの市場シェア順となっている。
ただ、中国も国家挙げて利益率が高く、DRAMより価格下落に時間を要するNAND生産に注力しており、今後、競争は一層厳しくなるものと見られ、安定的な領域ではない。

東芝は粉飾のオブラートに包まれた期間に同社の強いモノを全部なくしてしまっている。唯一、現在でも利益をはじき出している東芝メディカルは、三井住友銀行から東芝のリストラ支援融資の条件に富士フイルム?への売却を突きつけられたと見られ、東芝は東芝メディカルの売却予定を発表している。
東芝がNAND半導体で生き残れるかは中国しだいといえる。

なお、昨年12月には、半導体NANDフラッシュ部門を分社化して上場させ、資金調達を図るニュースも流れていた。東芝メディカルの売却は三井住友銀行に担保されていると見られ、今回の5千億円の投資金をどこから調達するかは不明。世界市場シェアの高い東芝テックでも売却するのだろうか。
権威主義で所詮上役への要領だけが取り柄で成り上がったサラリーマン経営者たちが東芝を結局崩壊させてしまったようだ。

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[ 2016年1月14日 ]

 

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