千葉県警は１４日、「高い確率で的中する競馬の予想を教える」などと偽って情報料などの名目で現金をだまし取っていたとして、千葉県市川市にある情報提供会社の社長、大多和孝良容疑者（４１）を詐欺容疑で逮捕した。
警察は、全国の延べ４万人から計３０億円近くを騙し取った疑いがあるとみて実態を調べることにしている。

大多和社長は、昨年５月までの１年余りの間に、「高い確率で的中する競馬の予想を教える」などと偽って、東京や千葉県などの４人から現金計２００万円近くを騙し取った詐欺の疑いが持たれている。
客には過去に的中させたという、嘘の実績を示したり、「著名な専門家が監修した予想情報を特別に提供する」などと嘘の話を持ちかけたりして、会費や情報料を集め、外れた場合には「監修する人が交通事故に遭い、十分な予想ができなかった」などと説明していたという。