アイコン 原因不明の子供マヒは「エンテロウイルスD68」か 風邪の症状から

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国立感染症研究所の調査で、昨夏以降、原因不明の体のマヒを訴える子どもが相次ぎ、一部から「エンテロウイルスD68」が検出された問題で、体のまひを訴える患者は26の都府県で5歳以下の子どもを中心に66人に上ることが分かった。
国立感染症研究所では、体のマヒの程度や治療によって改善したかなど、詳しい実態調査を始めることになった。
この問題は、昨年8月以降、発熱やセキなどの症状のあと、原因不明の体のマヒを訴える子どもが相次いで見つかったもので、一部から「エンテロウイルスD68」が検出され、その関連が疑われている。

国立感染症研究所が、全国の病院を対象に調べたところ、マヒを訴える患者は5歳以下の子どもを中心に66人に上り、20代から50代の人も含まれることが分かった。

このため国立感染症研究所などの研究グループは、体のマヒの程度や治療によって改善したのかなど、詳しい実態調査を行うことになった。
研究グループでは、患者の中には、治療によって症状が改善した人もいることから、今月いっぱい情報を収集し、今年度中に治療方法についての検討をまとめる予定。

研究グループの福岡市立こども病院の吉良龍太医師は、「今もマヒが残る患者が多いと考えられる一方、程度の差はあるが、多少症状が改善した子どもさんもいるので、いつ、どんな方法で治療を行えば最も効果的なのかを探っていきたい」と話している。

<エンテロウイルスD68(EV-D68)とは>
EV-D68は、エンテロウイルス属のウイルスの一つ。
エンテロウイルス属には、ポリオウイルスや、無菌性髄膜炎の原因となるエコーウイルスや手足口病の原因となりうるエンテロウイルス(EV)71型などが含まれる。
エンテロウイルス属は、さらに分子系統解析によりEnterovirus A~JおよびRhinovirus A〜C (species)に分類され、EV-D68はEnterovirus Dに属する。
また、EV-D68のウイルス学的性状は、エンテロウイルス属に属し、かぜの原因ウイルスとして知られるライノウイルス(Rhinovirus A〜C)に類似している。
EV-D68に感染し発症した場合、発熱や鼻汁、咳といった軽度なものから喘息様発作、呼吸困難等の重度の症状を伴う肺炎を含む様々な呼吸器疾患を呈する。
なお、弛緩性麻痺(=体のマヒ)を発症した患者の上気道からEV-D68が検出された事例が、欧米や日本などから報告されており、弛緩性麻痺患者の一部におけるEV-D68感染との関連が疑われている。 ・・・(国立感染症研究所 感染症疫学センター) 
 以上、

 いまだ判明しない病が山のようにある。いずれにしろ、健康体保持が最善の病対。
 

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[ 2016年1月19日 ]

 

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